大草原と小さな林檎。正直「意味わからんな」と思われるかもしれません。
ただ個人的にはこんな話好きです。
というのも、自由度のある話に敢えて作っているからです。
おそらく読んだ人のこれまでの人生によって、少年や少女、そして林檎の意味合いが変わってくると思います。
あなたにとって少年は何ですか?
自分? それとも子ども?
そして少女は?
愛する人? 娘? それとも生き別れた大切な人?
では林檎は何でしょうね。
是非思い浮かんだものを聞いてみるのも楽しい気がします。
自分が書いた話なのに、想像もつかなかったイメージが聞けた時、驚きと感動をもらえるかもしれません。
小説の良い所はそこにあると思います。
読む人、読むタイミングによって思い浮かぶものが変化を遂げる。
ただこういう話はぼやけすぎると、イメージさえしてもらえなくて、空中分解してしまう恐れもあるところが難しい点です。
取り敢えずはサバコンまでに一つ作品を仕上げよう……。