クロスされる方の参考にー
○寶《たから》 大五郎《だいごろう》 20歳
十年前から中国の奥地で酔拳の修行を積み、龍神の手ほどきを受け遂に極意を超えた超極意を開眼した。
法的に飲酒可能な年齢に達したことを機に故郷へ帰って来たらとんでもないことになっていたので、会得した極意でニュータント狩りを始める。
外見:角刈りで大柄だがしなやかマッチョ。運動部って感じ。
性格:熱血漢。変身して酒が回ってくるにつれ粗暴で好戦的になる。
服装:ノースリーブのカンフー服。濃緑色。
変身アイテム:朱天怒雷芭《しゅてんどらいば》
龍神から貰った瓢箪。ホワイトパールに龍の彫刻がされている。栓のデザインは宝玉を掴んだ龍の爪がモチーフ。
栓を抜くと場を盛り上げる一気飲みコールと共に無限に酒が湧き出す。
○冥帝シュランケン
大五郎が許容量を超えた飲酒を行うことで変身。主に朱天怒雷芭の酒を呑んで変身するが、別にどんな酒でもいい。
相当な量を呑まなくてはならないため、普通の酒だとコストパフォーマンスが悪い。
外見:龍人形態
幻惑的な緑基調のマーブル模様が描かれた龍鬼。頭部は龍の角を持ったフルフェイスヘルメットのようなデザイン。牙が生えている。
体はカンフー服と龍人の体が融合した感じ。腰に瓢箪を提げる。
能力:酔龍使役
身体にアルコールを取り込むことでパワーとスピードを増していく。更に牙や爪からアルコールを噴射することもできる。
最大の能力は口から炎の龍を吐き出し意のままに操ること。変身もこれで行う。この能力を大五郎は「体内に龍を飼う」と称している。
攻撃手段:龍酔拳
師匠である龍神直伝の酔拳。シュランケンに変身することで真価を発揮する。変則的・変幻自在の拳に蹴りに絞め技。目潰しなども行う実戦拳法。
もたらす効果が甚大なため、人間相手への使用を禁じられているものもある。
技名は焼酎とかの銘柄。
必殺技:究星有誅拳《きゅうせいうちゅうけん》
体内から呼び出した酔龍の力で、周囲の空間全体を極度に酩酊した状態にする。
この空間でまともに活動できるのは酔拳の使い手だけであり、他の者は千鳥足になり歩くこともままならぬか、昏睡する。
酔えば酔うほど強くなるシュランケンは相対的に敵を圧倒し、猛烈な連撃を浴びせる。
デメリット:
変身した翌日は激しい二日酔いに苛まれる。飲めば飲むほどパワーアップするが、記憶も薄れる。あと戦闘現場があり得ないくらい酒臭くなる。
搭乗マシン:マシンセキトバー
敵組織から強奪した高性能バイクに好みの名前をつけた。時速400キロで爆走する。
ニュータントの力を使って駆動するので変身時しか乗りこなせない。必然的に飲酒運転になる。
○ヘブン・セイズ
天国をこの世に、を標榜しニュータント因子を恣意的にばらまく組織。
力をもとめる者のもとに窓を突き破って届くフリーペーパーに連絡先が書いてあるので、求める能力を選び連絡する。
通常の店舗を装って応対されるので「ヘブン見た」と言うとニュートラル感染を行う組織を斡旋してくれる。
○籠小路《こめこうじ》 穣造《じょうぞう》
大五郎の飲み仲間。初老の陽気な男。
大衆酒場の常連で、近隣の事情に詳しい。
○怪人たち
ニュータント能力で姿かたちを変化させた者達。
ヘブン・セイズの手引きによりニュータント化した者も少なくない。
・狒々《ひひ》怪人
知能も体力も人より劣り、運にも恵まれなかった男がいた。
彼が選んだ起死回生の手段は“人間をやめること”。
得られたニュータント能力は純粋な肉体強化。
猛獣じみたパワーとタフネスに物を言わせ、かつて体験し得なかった「圧倒的優越感」を味わっていた。
鳴き声?は最初「ケケケーッ!」とかだったが、公開寸前に閃いて「ヒヒヒー」に変更された。
・カメレオン怪人
分不相応に人の上に立ちたいがために異類となった空手家くずれ。
元来の臆病で狡猾な性質からか、発現した能力は身体の一部を見えなくする『不可視《インビジブル》化』。
能力を使った立ち回りを『インビジブル空手』と称し、へつらう取り巻きを門下生と呼びオヤブンごっこをしていた。
幼少時は沖縄育ち、というそう重要ではない裏設定がある。