• 現代ファンタジー

あけましておめでとうございます

新年あけまして、おめでとうございます。
旧年中は、拙作を読んで下さり、本当にありがとうございました。

第三章、ようやく開始しました。
一話と二話は、私自身の経験談を入れています。松の内はいつ終了するのかとか、お雑煮どんなん?といったあるある話です。
世間では、牡蠣やら、鮭やら、イクラやら、と豪勢な具が入る中、我が家の雑煮は、丸く切った根菜(里芋、大根、人参)の入った味噌汁の中で、丸い餅が煮えているだけ、という貧乏汁・・・ではなく、伝統的かつ品の良い代物ものです。

ただ、出身地を離れて何年も経ち、今年は丸餅が入手できなかったので、某赤い袋に入った切り餅を、包丁で角だけ落として丸く・・・したつもりが、どう見ても楕円形というトホホ感満載なお雑煮を頂きます。ま、縁起物系は、気持ちですよ、気持ち。

縁起物といえば、第三章のタイトルにある不思議な漢字の羅列は、「せいじょうかんきだん」と読みます。千年ほど前に、日本に伝えられたというもので、唐果物(からくだもの)や、唐菓子などと呼ばれているものです。白檀、桂皮、ハッカ、ニッキなどが、こし餡の中に練り込まれ、独特の風味があります。(ちなみに英語では桂皮もニッキもシナモンと訳されますが、厳密には別物です。桂皮は、文字通り木の皮、ニッキは根っこが原料)

はっきり言って、微妙な味ですが、七種の香が練られているというだけあって、これは味ではなく、香りを楽しむお菓子で、嗜好品というよりも、神仏への捧げものという意味合いが強い代物です。このお菓子を捧げる神様の一柱とふーちゃんの関係性が、今回のお話の中心になっていく予定です。

今年も、ふーちゃんファミリーをどうぞよろしくお願い致します。

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