サーシャ・リュディガー。
この作品は自分の作品の中でも唯一、相手との『勝負』という概念があるのですが、対戦相手と主人公シシーかサーシャがだいたい当たり前ですが勝負するわけで。
その際にできるだけ『主人公側の立場には立たない』という書き方をするようにしています。
なので、数ページ前に出てきたばっかりの対戦相手だったとしても、心情であったり目線はその人物中心の勝負になるわけですね。感情移入なんてできないと思います。
ですが、こう言っちゃなんですが、勝負ごととなるとどうしても主人公側が勝つことになるわけで。そうしないと話が進みませんから。だからこそ『どうやって勝つか』を意識した時、反対の立場から書くべきかなと思い、そうなりました。
その中でもこのサーシャというキャラは、自分の他の作品を読んでくださっている方はお気づきだと思いますが、他作品では違う名前で登場する、いわばトリックスターというか。そんなキャラでして。
『C×C』という作品以外には全部出てるんじゃないかなと。全部出てたかな? ともかく一番出てる、色んなところで場を乱す役割です。
なので『リュディガー』というのも、サッカードイツ代表の奇行種であるあの人物から拝借しました。
イラストもすごいですね、たしか『色々と掻き乱す感じで』くらいのお願いでこんな素晴らしいのを描いていただきました。溶けていきそうな感じだったり、逆向きで天邪鬼なところだったり。
イラストを描いていただきたいがために、自分は文章を書いているのかもしれません。