昼間、半ば衝動的に「箱の中の幸せ」という小説を書いた。
僕が今まで投稿してきた小説の中では一番反響があり、個人的にとても驚いている。
純粋なハッピーエンドのような作品が書きたかった。僕が彼らの生き様を決めるなんて、烏滸がましいことこの上ないのだけれど。
僕が書いた作品は大抵がハッピーエンドとして捉えられるようになっている。
そう読むのが正解だというわけじゃない。一つの読み方として、そういう道を作っている。
なぜかと言えば、僕は小説世界は現実の逃げ道であってほしいという、わがままを彼らとその世界に押し付けているから。
申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
彼らの人生という小説世界を読んだあなたの心に、何か残るものがあれば、それは何よりも喜ばしいことだと思う。