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ちょっと面白い?奇人エピソード

短編集を一作だけ公開しておりますが、それだけだと寂しいので、初めてのノートを書きたいと思います。

どんなテーマにしようか考えていたのですが、せっかくなら作品の裏話?みたいなことを書きたいなと思いました(^^)

現在連載中の「奇人エピソード短編集」は、私の知人が体験したエピソードが元ネタになっている場合があります。
知人に会うたび「奇人に出会ったことはないですか?」と聞き、めっちゃ怖いエピソードを小説にしているのですが、中にはちょっと笑ってしまうようなお話を聞くこともあるのです。

せっかくなのでこの場を使い、いくつか紹介できればと思います。
(各奇人の名前は私が独断でつけたものです)

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No.1:世界(ザ・ワールド)
黒縁メガネの男性。道端で突然「ちょっと5分だけいいですか?」と尋ねてきた。
断って逃げると追いかけてきた。走るとその男性も走って追いかけてくる。
そして「5秒だけ!5秒だけ!」と言ってきた。
周りの人に助けを求めたら逃げていった。

所感:
他の人の時間を5秒だけ止めようとしている姿がジョジョのDioっぽかったのでスタンド名の「世界(ザ・ワールド)」と名付けました…何を目的としていたのでしょうか…
あれ?初っ端からちょっと怖い話じゃないか…?

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No.2:マツダケンイチ(自称)
上りエスカレーターに乗った時、すぐ後ろに乗っていた男性。
向かいの下りエスカレーターに乗ってる人たち一人ひとりに向けて、手を上げながら「オレ、マツダケンイチ、有名人」とあいさつをしていた。

所感:
松山ケンイチさんなら知ってるんですけどね…マツダケンイチという有名人を調べましたが、見つかりませんでした。
というか、有名人は自分のこと「有名人」って言いふらしたりせず、変装してバレないようにしますよね…

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No.3:常連ドレッドヘア
美容室にて遭遇。ドレッドヘアで顔黒なチャラい男性。
入店するなり「久しぶりに来たわぁ!変わってないなぁ〜」的なことを大声で呟き、店員さんに「オレいつぶりに来ましたっけ?」と質問するが、「知らないです」と即答される。
椅子に座って一通り注文すると、シュンとしたような顔つきで静かに目を閉じた。
常連感を醸し出していたが、多分2回目とかそれくらい。

所感:
どんなお店であれ、常連になったかどうかの基準はお店の人の接し方にありますよね。
知り合いっぽく接してくれたら客は「常連になったんだな」と感じるんじゃないかなと思います。
この男性は自分主体で考えてしまったのでしょう。
それにしても、そんなに行っていないであろうお店に常連感を醸し出して来店する強靭な精神、見習いたいです。

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まだまだ色んな話があるのですが、今回はここまでにしておこうと思います。

また別の機会に、ちょっと面白い?奇人エピソードをご紹介できればと思いますので、お楽しみに♪

5件のコメント

  • いろんな人がいて面白いですね。
    次回も楽しみです。
  • たんばたじかびさん
    お読みいただきありがとうございます!
    面白い奇人たちの情報、結構あります笑
    また集まってきたらやろうと思いますので、その際はぜひよろしくお願いします🤲
  • ジロギンさま

    こんにちは。近況ノートにお邪魔させてください。
    拙作『ハクセキレイ』を最後まで応援くださり、ありがとうございました。もう一度お礼言わせてください。
    たぶんお気づきだと思いますが、『イソヒヨドリ』の終わりごろ、次に読んでくださるなら『ハシボソガラス』でと何度もお誘いし、『ハクセキレイ』はスキップしてくれないかなと思っていました。
    あの作品は私の認識の甘さと、思いを伝える力量の圧倒的不足で、人を不快にさせる可能性がある作品だったからです。それについてはコメント欄をお読みになったならお分かりかもしれません。私が尊敬し、作品をこよなく愛していた作家さんとのつながりがこの作品でこじれ、絶たれてしまいました。
    彼女に『ハクセキレイ』の問題点を指摘されたとき、至らぬ点を恥じつつも、どうしても掲載を取り下げ切れない自分がいました。私ははっきりと性的マイノリティと言える立場にはなく、当事者の苦しみを真に味わってはいません。でも、当事者の苦しみは当事者でなければ絶対にわからないわけではないし、当事者だからこその落とし穴だってあるのではないか……苦し紛れですが、そう思っていました。「ふつう」が闊歩するこの社会をあざ笑った描写も彼女には「ふつう賛歌」のようにとらえられ、そのことにかなり落ち込みました。これは、当事者が読むと、10人が10人とも傷ついてしまうのだろうか、と不安と疑念に苛まれました。でも、当事者だって、必ずグラデーションがあります。竹史のように絶対女性は無理なゲイもいれば章のように絶対ではない人もいます。
    ジロギンさまが性的マイノリティかどうかわかりません。先のコメントでは、ゲイではないが恋愛感情は薄いとのことでしたね。裕佳子のノンセクシュアルに近い感じなのかもしれません。その傾向のため、悩まれたこともおありなのかなと勝手に想像しました。それで「ふつう」に敏感なのではないかと。

    > 「フツーという思い込みに縛られなくて良いんだ」という考えに至らせてくれます。私個人としては、本作を読んでとても救われた気持ちになりました。

    この言葉に私も救われた気持ちになりました。とても嬉しかったです。ありがとうございます。

    どうしてもお礼が言いたくて、こちらに書き込ませていただきました。ただこの書き込み、ジロギンさまの近況ノートにふさわしくないと思いますので、お読みになったらこの場からは削除してくださいね。
  • 佐藤さん、コメントありがとうございます!😊

    私はハクセキレイを読んで、心から良かったと思っています!
    そして佐藤さんがすごくセンシティブなテーマに苦心しながら挑戦しているのだなという感覚も伝わってきました。
    難しいテーマを扱った作品ゆえに読み手の受け取り方もさまざまだと思います。これは私個人の見方であり、正しいかどうか、他の方はどう思うかは分かりませんが、裕佳子ちゃんや川野くんの「性」に対する葛藤を「友人関係」に置き換えて読んでおりました。


    私は自分の性に関する考え方以上に、友人関係について「ふつう」とは何かを悩んだことがあり、十数年経った今でも心の奥底で引きずっております…!

    というのも、私は中学生のころ友達が一人もおらず、学校に行っても誰とも会話せず帰宅する日がほとんどな少年でした。そのことについて当時の担任の先生や両親から「友達がいないのは異常だ」と言われてきたのです…😅暴力を振るわれることも…
    しかし、クラスにも学年にも気が合う人はおらず、基本的には無視され続けたため「そんな人間たちと会話することは何一つ無い」と考え3年間を送ってきました笑(この強情さは裕佳子ちゃんに通じる部分がありますかね?笑)
    もっと言うと、友達こそいませんでしたが勉強では学年でトップ10くらいには入ってましたし、部活でも好成績を出していたので文句はないだろうと。「いちゃもんつけるなら他のボンクラ生徒どもをどうにかしろよこの無能教師!!」と思っていたほどです(言葉が悪くてすみません🙇)。

    友達はいなかったですが、学校の成績や部活をする上で特に支障はありませんでしたし、むしろ友達がいるのに成績が振るわない生徒や校則を破る生徒のほうが多く、「友達の多寡で人間性なんて測れないだろう」と思ってきました。「友達がいる=ふつうの人間」ではないだろうと。

    このような経験から「友達がいないのはふつうではない」というのは、当時の教師や両親の偏見に過ぎず、そんなことはないと思い続けてきたのです。
    ハクセキレイを読み、裕佳子ちゃんと川野くんの出した結論を知ったことで、私が思い続けていたことも肯定されたように感じ、本作を読んで良かったと思えました……😊

    私が書いている「殺し屋ポルターガイスト」でも友達の多寡に関するテーマを近々扱う予定です。かなり私の主張が強い話になり読み手の方に不快な思いをさせてしまうかもしれませんが、それでも伝えたいことだと思っています。

    長くなってすみませんが、結論私はハクセキレイという作品に出会えたことに感謝しております😊
  • m(_ _)m
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