01:探偵に与えられたすべての手掛かりが、読者に明瞭に示されなければならない。
02:犯人が探偵に仕掛けたトリック以外のものを、読者に提示してはならない。
03:作中に色恋沙汰を持ち込んではならない。
04:探偵自身または警察の身内が、犯人であってはならない。
05:犯人特定の手掛かりは論理的なものでなければならない。偶然、不慮の事故、動機のない気まぐれな告白などを参考にして、真実にたどりついてはならない。
06:かならず探偵を登場させなければならない。
07:読者が喜ぶ死体らしい死体を用意すること。
08:超自然現象を使って犯行をおこなってはならない。
09:作中の探偵はひとりでなければならない。
10:犯人は、作中の重要人物でなければならない。
11:犯人は、犯人らしくない人物を選ばなければならない。
12:殺人事件は何度も起こしてもよいが、犯人はひとりでなければならない。
13:秘密結社、テロリズムネットワーク、マフィアなど、集団による犯行であってはならない。
14:犯行の方法は、科学的で合理的なものでなければならない。
15:事件の真相を常に明かしながら物語を進行させなければならない。
16:冗長な描写、文学的描写、推理とは関係ない筋運び、過剰な雰囲気づくりはおこなってはならない。
17:プロの犯罪者が犯人であってはならない。
18:犯行は、事故や自殺で死体がころがってはならない。
19:犯行の動機は、かならず犯人の個人的なものでなければならない。
20:新規性のある方法で犯行がおこなわれなければならない。