夢を見た。
少年が何度も何度も失敗を重ねながら、灰色の塔を登る。
そしてついに、彼は自分のための宇宙服をひとつ、手に入れた。
それまでの苦労が、報われた。自分の願いが、ひとつだけ叶った。
少年はその場で、声を上げて泣きだした。
人生で、はじめてわがままが通ったからだ。
しかし、少年が宇宙に飛び立つには……誰かが彼のことを小説にして書いてあげる必要がある。
あの少年は、きっと幼い日の私自身だ。
以下、私信です。
生活がちょっとゴタゴタしておりました。
引っ越しして一人暮らしをせよとの指示が出ましたが、それは延期となりました。
職場での契約の変更もありましたし、体調も良くなくて長らく伏せっておりました。
ようやく、落ち着いて動ける時間が出来てきたところです。
また執筆に取りかかりたいと思います……夢の中の少年のために。
どうぞ温かい目で見てやって下さいませ。