突然ですが、ぼく自身の経験を少し書きます。
高千穂神社にお参りした際、目を瞑って礼をした瞬間に小さな何かが瞼の前をよぎったということがあるんですよ。思わず目を開けて、その何かを探したくらいに何かがいたんです。
また、宮崎の高原町にある霧島東神社に行った際にも、帰りに小さな何かに首の後を優しく触られ、振り返ったけど何もいなかったということがあります。
小さい頃から神話や昔話の絵本に親しんだせいか、そういう感覚が敏感なのかもしれません(でも、霊感はないのですが)。
ぼくの感じたこういった宮崎の神社や自然の雰囲気を何とか生かしたくて第5章第9話の精霊夜行のエピソードは書きました。
高千穂で、それも神社で、満月の夜なら、こういうことも起こりうるんじゃないか。なあんて、思ってしまう自分がいてですね。人ではない不思議な存在のいる日常、みたいな話を書きたかったと。そういうわけです。伝わるといいのですが。
この第5章で、遥くんは少しずつ記憶を取り戻していってますが、明日公開の第10話 精霊夜行(2)で現代の話は一旦終わり、次から過去編のエピソードになります。
たぶん、次は週末のアップになると思います。少しずつしか進んでいかないのですが、お付き合いくださると嬉しいです。