6話の本文について触れます。
一切、情報無しで読みたいよという方は、是非、読了ののちにご覧くださいませ。
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いつも読んでくださる皆さま、初めて読んだよという皆さま、ありがとうございます。
6話はいかがだったでしょうか。
この連作の初めての山場という立ち位置の話です。
主人公は荒織需莉という少女ですが、圭子・紗枝・エリザの中学生組を出したり、初芽と房江の大人組も活躍させたいという風に考えてプロットを切りました。
需莉の苗字も気を使っています。
連作における主人公である柚希は「糸無」、その腹違いの姉は「布崩」柑奈恵という風に、傷んだ衣服のようなものにしています。
需莉もこの流れに沿って「荒織」としました。ただ、作者の気合の現れであって、血縁関係にはありません。
6話までで、柚希のことを強い強いと色々なキャラに言わせていましたが、じゃあ具体的にどう強いのよ、というのをこの6話で出しました。
生真面目な反復練習から生まれたという設定の「戻り」と「重ね」です。
「●●斬り」みたいなバトル漫画のような名前を付けようかなとも思ったのですが、こういった名前の方がこの連作には合っているかなと思ってシンプルなものにしました。
豪快さではなく、斬り合いのさ中で自然に織り交ぜてくるというのが、柚希らしいかなと思っています。
ちなみに、同じく強い強いとしている隊長の初芽の剣術については、また別の話で描写しようと考えています。
6話のストーリーのテーマは「復讐」です。
斬り合い、殺し合い、バトル、というものを扱うストーリーでは王道の一つと思います。
この連作ではどうしようかというところで、この世界で復讐心を持つというのはどういうことか、というのを書くものとしました。
刃傷沙汰が日常的にあるということと、それらの悪事に対して同じく刀を以て対処する、というのがこの世界です。
その中で復讐心を捨てずに持っていたら……、という一例が需莉です。
柚希は、九尾党という犯罪組織を直接潰したのが剣志隊であるのが理由で、姉の復讐心を受け止める立場で対比もさせたりしました。
復讐は、どうしても爽快にはなりづらいです。6話についても、苦いものが残るように、でも需莉のこれからについては明るい未来が待っていそう、という形にしました。
読んでいただいた人に、何らかが残れば嬉しいです。
感想などいただけるととても嬉しいです。「良かったよ」以外にも「ここは悪かったよ」というのでも大歓迎です。
7話は、絵描きを目指している剣士が主人公です。
刃傷沙汰が日常的にあったとしても、誰かが死んだり殺されたりというのは現実と同じく重い問題なのだ、という話になっております。
引き続き、お付き合いいただければ嬉しいです。