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作品更新のお知らせ

作品の完成度を高める方法の第3話を更新しました。
今回は作品を書けないときに見直す内容になります。
作品の完成度は作品を書ききってから高めていくものですが、作品を完成させられない、もしくは作品を書ききったけど真の完成品にするために何を書いていくかで行き詰まったときに読んでいただけると役立つかもしれません。

以上、よろしくお願いします。

2件のコメント

  •  こんにちは、お初にお目にかかります。
     ちょうど今イシミヤ様の作品の完成度を高める方法に関するエッセイを拝読しておりました。もしかしたら具体的な手順の説明が不足していると物足りなく感じる読者の方もいらっしゃるのかもしれませんが、私は物事の見方への新たな切り口や観点そのものに重きを置いて読むタイプなので、そこはあまり気にせず興味深く拝読致しました。
     ところで、その創作論エッセイについてやや気になったところがありましたので、取り急ぎご報告に参った次第です。

     当該エッセイの第2話か第3話の末尾に「ご拝読ありがとうございました」という文言を確認しました。しかしこれは、正直に言えば誤った敬語の用法です。
     「拝読」「拝聴」などのように「拝む」ニュアンスを含む敬語は全て謙譲語です。謙譲語は、現代では行為をする者の立場をへりくだらせて、行為される対象を上に見て用いる敬語です(古典ではへり下るニュアンスは薄く、単に行為対象の人物への敬意を表していましたが、何れにしても同じことです)。すなわち「ご拝読ありがとうございました」だと、敬意の対象は読者から作者であるイシミヤ様に向いています。これは古典における、囲われて生活していたがため家臣の謙譲語しか聞かずに育った幼き帝が、言葉を丁寧にしようと思って犯してしまう自敬語のミスです(最も帝ともなれば故意にそうしていても誰も文句は言えませんが)。ですから(イシミヤ様が「読者よ我を敬え」というニュアンスを故意に込められたのならともかくとして、)この表現はちぐはぐな敬語になってしまっています。上辺は読者への丁寧語なのに、中身では貴方が貴方への敬意を示したよくわからない表現になってしまっています。

     簡単なお知らせのつもりが長文になってしまい申し訳ありません。私はこの度、非難する目的で参ったのではないのです。素敵なエッセイの完成度が、そこで落ちてしまうのを惜しく感じた老婆心です。どうかご容赦ください。

    (私は日本語について他者にアドバイスできるほど偉くもなんともありませんが、この場合は「ご覧いただきありがとうございました」や、素直に「ここまで読んでくださりありがとうございました」が適当な気がします。上は尊敬語、下はただの丁寧語です。「お読みいただき」にすると若干尊敬語のニュアンスが入りますが、「読む」「見る」に「いただき」をつけるのは、自動的に「ご覧になる」に変換するのが自然だとされているようです。そこまで行くと、現在の日本語はそこまで固いことは気にしないのかもしれませんが笑)
  • 玫瑰 渚様、コメントありがとうございます。

    言葉の誤用については常に修正したいと思っていますので早速直させていただきます。
    完成度について書いていることから類推されているかもしれませんが、わたしは神は細部に宿るという言葉を信じています。
    そしてそれを実行するためのアドバイスをいただけたことを嬉しく思います。

    恩は今後の内容でお返しできるようにさせていただきます。
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