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「楽しくお仕事 in 異世界」中編コンテスト参加作品

映魔レンタルショップ地下迷宮一号店にようこそ - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330647540093563

短い作品で参加できる賞で、読者選考のないものに出したいな。そう思っていたところにちょうどいいコンテストがあったので、書いて出してみた。
4万文字ちょっとで一旦完結になっている。序章の段階で終わっている形。
異世界でレンタルビデオショップのアルバイトになる話だ。

この話には大きく三本の流行の軸がある。
一本は、異世界お仕事スローライフものであること。
勇者や魔王の存在は出てくるものの、舞台装置の一環でしかなくて、そんな世界で主人公は冒険者やモンスターにビデオを貸している。ゆるーく話は進む。

二本目は、映画ものであるということ。
邦キチや木根さんやポンポさんやロードショーなど、漫画では既に「有名映画を下敷きにしてそのファンが何かを語らう」という形式が広く知られている。
異世界ラノベではこの形式のものが目立っていない。いずれ異世界ものにもこのジャンルは確実に入ってくる。そのアイデアが今自分にあるなら、書いておこうというのが投稿動機のひとつでもある。新機軸をコンテストに出しておくのは意味がある。

三本目の軸は、舞台固定のシチュエーションコメディであるということ。
決まった舞台で少人数がやり取りをしてキャラの変更や再登場で話数を稼ぎ、重ねた話の中の関係性や会話劇やマンネリの安心感や、マンネリを逆手に取った展開で盛り上げる一話完結というのは、今のニーズにかなっている。
人気が出ると話が長くなる。長くなると途中参入がしにくい。途中から読んでもすんなりわかりやすくて一部を切り取って話題になりやすい連載作が、今後更に需要が高まるんじゃないかと踏んでいる。読者がそのサイトに常駐する取っ掛かりになる。
漫画で例を挙げると、ジャンププラスにおける姫様拷問や、デビィ・ザ・コルシファなどがそれに当たる。忙しい人達は漫画ですら10ページ以上を最初に読んではくれないのでこう言う作品がある。長いラノベは読む人は読むが、読まない人は全く読まない。短くてある日急に読めるもので、間を飛ばしても問題ないようなもの。場所はレンタルビデオ屋で固定。それが今回の三本目の軸。
また、固定舞台での群像劇には深夜食堂のような成功例もあり、ひとつの場を行き交う人々のドラマというのは単純に面白い。

ということで、流行りの軸が揃っていてなおかつコンテストの趣旨に沿っていたのでこのアイデアを形にしてみたわけだが、まーーーーーーーー受けなかった。
前々回の短編であるAI、前回の短編である不眠、今回の映魔と、文字数は倍々ゲームで増えているのに読者と評価は半分ずつ下がっている。
ついでに言うとこの話には四本目の軸もあり、それはこの話がほとんど俺の実体験で、いつかどこかで書いておきたいなというのがあった。これは流行りとかそういうの関係ない個人的な事情。異世界のガワを着させてせっかくだから書いてみた次第。
頭にある話が世に出る機会があるなら、書く。受けるかどうかでその後の展開を判断する。当初のその予定は果たすことが出来た。
コンテストの締切は明日、16日までだ。最初にも書いたがこの賞には読者選考がない。なので急いで読んだり評価したりする必要が読者にはない。とは言え反応があれば嬉しいのは間違いないし、なんか週末なので。
さくっと読めるはずなので、暇ならどうぞ。

映魔レンタルショップ地下迷宮一号店にようこそ - カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16817330647540093563

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