万天東雲城で実質ナンバーツーに位置する女性。影法師八部衆筆頭にして、頭領・東雲嶺慈の正妻。
他ならない彼女が嶺慈を影法師に引き込んだ。最終的な決断は嶺慈が行ったが、円禍の影響は大きい。
人間のことを「血という飲み物が詰まった皮袋=水筒」くらいにしか思っておらず、極めて危険な女性。
幽世にいるのが「人間」だったなら……。※幽世にいるのは元人間・妖怪が多数であり、人間に見えても「人間という妖怪・怪異」という存在に成っている。
毎朝お気に入りのティーカップで搾りたての血を飲むのが日課。それは幽世にきてからも変わらず(!)嶺慈、慈闇、凛のいずれかの血を注いで飲んでいる。これはアヤカシ云々の生態ではなく、吸血鬼の生態。
〈|操血術《サングリアス》〉という血を自在に操る術を持ち、妖力を血に変換する造血術と併用することで失血のリスクなく戦える。
嶺慈が只者ではないことに関しては勘だけで見抜いていたが、「こう」なるとは夢にも思っていなかった。
クールで落ち着いているが子供好きな一面も見られ、人並み以上に我が子を欲しいと欲している。
菘・桜花・雷疾・万里亜から若干避けられていることが今の悩み。
崑との戦いに関しては積極的であり、影法師、ひいては嶺慈をコケにするような行動に苛立っている節がある。