• 現代ファンタジー
  • 現代ドラマ

夜3時にLINEを送ってくる教授と、それに律儀に起きてしまう俺の人生がだいたい終わってる件 についえ

あとがき(※ここまで読んだ人だけが被害者)

ここまで読んでくれてありがとうございます。

……と言いつつ、正直に言います。

「なんで最後まで読んだん?」

いや、煽ってるわけじゃなくて、
この作品、最初から最後まで一貫して
「特に何も解決しない」「誰も成長しない」「責任の所在が常に行方不明」

という、物語としては割と終わってる構造をしています。

なのに最後まで読めてしまった人がいる。

それが一番のホラーです。

この作品は、
時事ネタはすぐ腐る
名言は勝手に作られる
深そうな話ほど中身がない
そして一番まともな奴ほど被害を受ける
という世界の理不尽を、
教授という一番信用できなさそうな存在に全部背負わせ、
田中という「ツッコミ兼・読者代弁装置」に観客席から叫ばせる、
だいぶ卑怯な構造でできています。

田中が何も報われないのは仕様です。

むしろ報われたら作品が崩れます。

途中から気づいた人もいるかもしれませんが、
この物語、
話が進むほど“本筋”が消えていきます。

名言が拡散し、
勝手に意味が付与され、
作者でもない田中が作者扱いされ、
世間が次の名言を捏造し始める。

これ、フィクションの皮をかぶった
現実の縮図です。

怖いですね。
でも安心してください。

この作品は深いことを言いたいわけではありません。

言いたかったことは、たった一つ。

人は、どうでもいいものほど真剣に意味を探す
そしてそれを
「考察」「名言」「深い」と呼ぶ。
この作品自体が、
その実験台みたいなものです。

最後に。

もしこの作品の中で
「刺さった」「考えさせられた」「名言だと思った」
そんなセリフがあったなら――

それは作者の意図ではなく、
あなたが勝手に意味を見つけただけです。

でも、それでいいんです。

意味は後付け、責任は誰も取らない。

……ほら、
また名言っぽいこと言ってる。

というわけで、
ここまで付き合ってくれたあなたは立派な共犯者です。

お疲れさまでした。

次に何か始まっても、
どうせまた勝手に始まったことになります。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する