今衣 舞衣子

とても主観的です。普遍性など求めていない吐き溜め場です。 とても短な言葉が綴られていて そこに広がりがあるのか、ないのか。 それは読み手に委ねられます。 縦組みで読むことをお勧…

《あらすじ》 　麗かな春。 　42歳独身、時代物BL小説家の溝口晶（みぞぐち あきら）は幼馴染、佐野郁子（さの いくこ）の息子である高校3年生の一樹（いつき）から猛アプローチを受…

はじめましてのはずなのに、不思議と安心する人。 田丸絹子さんはヘルパーの山科さんと桜が満開、春の公園で花見をしています。 すると、ハット帽子を被った何とも紳士的な老人が、 「こん…

関ヶ原の合戦後、敗北を背負った男達は己の道を進んでいく。 一人の男は旅僧として各地を回り、滝浴びをしながら己の生を顧みる。 ある村に行き着いた僧侶は慎ましく暮らす父娘の侘蔵（わ…

好きな男には少しの憎まれ口を言われたい。 好きな男には少しだけ面倒な女でありたい。 そう願った17の私と真摯に応えてくれた42の彼。 セピア色の記憶に多少の彩りを施して、書き留…

推しは生きがい。 そんな人に送りたい物語。 これはただの江戸時代転生物語じゃない。 ある日一人のホス狂が、推しの運転する車に轢かれて死ぬ。彼女が最後に目にした光景はこれまでの推し…

年末年始。 十年ぶりに父方の実家に帰省した高三の樹（いつき）。 山を超え、丘を登り、たどり着いた祖母の家はどこか懐かしい日本家屋であった。 赤ん坊であったいとこ。記憶にないいとこ…

海辺を歩いていたら、なにやら手紙の入ったボトルを見つけた。 見てみると、どうやら洋服屋リーリエの異世界転生してからの一年が記されている。