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ハゲの体温測定

コロナも収束して来て、飲食店もかなり利用出来易くなりました。
これは、そんな時のランチでの話です。

ある休日、散髪に行ったところ混んでいるので、1時間くらい待ちがあるとの事。
昼時には早かったのですが、ランチにすることにし、近くのうなぎ屋に向かいました。

そのうなぎ屋では、店に入る前に体温測定と手消毒があります。
私の前では、頭に毛の無いGGIがスマホタイプの体温測定機にハゲ頭を近づけて体温を測っています。
しかし、毛の無い頭なので正常に体温が測定出来なくてエラーばかりです。
私は、それを見て「ハゲ頭で体温測定できる訳ねぇ」と思いましたが、さすがに声に出しては言えず、何度もエラーとなるので、ちょっとイライラして来ました。

すると、そのGGIの後ろに居た奥さんが、「ハゲて照かっているから、測れないのよ」と言い放ちました。
確かに、測定機の光で見事に照かっています。つまり、ハレーション現象です。

それを聞いた私は、思わず声を出して笑ってしまいました。
すると、お二人は私の方を見て、笑いを取ったぞというドヤ顔でニコッとしてくれました。

そのうち、旦那さんも顔を近づけて測定出来たので、お二人は私に手を振って店に入って行きました。

私はイライラも納まり、美味しいうなぎを食べる事が出来ました。

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