ブラインド・デートをフックに小説を書いているわけですが。
ヨコウミはブラインド・デートをしたことがありません。そもそも何をきっかけに知ったかというと、留学中に韓国人のお友達に聞いた話からでした。韓国では割とメジャーな出会い方らしいです。
小説でも書いてますが、友達経由だからハズレも少ないし、自分のことをわかっている人が紹介してくれる分、安心感があるそう。
当日会うまで誰がくるかわからない、というのも、ドキドキするようです。昔日本のテレビ番組で流行った「未来日記」がイメージに近いのかも?(日記による指示はないけど)
話が横道に逸れてしまいましたが。
「ブラインド・デイティング」は、ようやく最終章に入りました。いろんな謎が明らかになっていく章なので、お楽しみに。
また、最近、読書に力を入れて取り組んでます。やっぱりプロの方の文章読むのは勉強になる。今年中にトータル30冊は読みたい。
読んで面白かったものを並べときます。(有名なものも多いので参考程度に…)
1.「マスカレード・ホテル」東野圭吾
不可解な連続殺人事件の次の犯行場所として特定された「ホテル・コルテシア東京。若く優秀な刑事、新田浩介はホテルマンに化けて潜入捜査につくことを命じられる。次から次へと怪しげな客が訪れる中、真相にたどり着けるのか?
<感想>刑事がホテルマンに化ける、という設定が面白いのですが、次々にやってくる客が、本当に疑わしくて。まさかの犯人に驚かされました。会話文が多く、比喩表現の少ないすっきりとした地の文が特徴的です。淡々としているようで、会話のテンポ感と短く洗練された地の文のおかげで物語の展開にスピード感があって、スイスイ読み進められる作品です。
2.「龍に恋う 贄の乙女の幸福な身の上」道草家守
帝都で女中仕事をしていた主人公の珠だが、不可解な理由で解雇を繰り返されていた。実は彼女の周りには、常にあやかしの気配があった。
彼女の窮地を救ったのは、不思議な口入屋の旦那、銀市。彼の下で住み込みで働くことになった珠だが、帝都で続く連続失踪事件に巻き込まれていく。
<感想>たぶん、明治ごろの東京を舞台にしているのかな?あやかしの恐ろしげな雰囲気は大切にしつつ、人とあやかしが馴染んでいく経過を、丁寧に描かれています。前半、あまりに動かない主人公に共感を覚えるのが難しかった本作ですが、後半にいくにつれ、主人公の生い立ちが明かされ、最後の方はとっても引き込まれました。
一巻自体がまだまだ序章で、謎の多い形で終わっていますが、次巻に期待が持てるような終わり方になってます。
情報の開示順て大事だなあと実感しました。