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【KAC7】さよならを得る朝 あとがき

久しぶりに真面目に書いたものをネットの海に出航させましたので、久しぶりに近況ノートを書いています、郡冷蔵です。
さて、KAC7のお題を見たとき真っ先に思い付いたコンセプトは、喪失の物語でなく獲得の物語を作ろう、ということでした。つまり、目覚めることによって失うのではなく、目覚めることによって、新たなものを得る物語です。
主人公は夢と一種の決別をしましたが、夢を失ったわけではありません。夢のような幸せを現実で掴むために、彼はこれから夢を土台にして精一杯足掻いていくはずです。
これが得る物語であることであることを理解していただけたなら、またこの物語が読者皆様に何らかの夢を、そして幸せを与える一助になれたら、これに勝る私の幸せはありません。

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