さて、タイトルの通りですが、自殺アイドルの夫の最新話と私、沙月雨が書きました新作を同時日にち、同時刻に公開いたします。
自殺アイドルの夫に関しては9月29日です。これは絶対です。覆しません。ご安心を。
そしてその投稿日に、もう一作を投稿させていただきます。
略して『眠り姫』、ちなみにまだ正式な題名は考えておりいません。
こっちは学校では無表情、しかし主人公には距離感がバグっている少女と、物語のお姫様のような存在、つまりヒロインですね、と関わりたくないと思いながらもなんだかんだも付き合ってくれる世話焼き主人公のラブコメとなっております。
個人的には主人公とヒロインの会話が好きです、はい。
まあそれは置いといて。
どちらも9月29日の夜9時に投稿する予定ですので、皆さん楽しみにしていてください。
眠り姫あらすじ紹介
「俺と、友達になってください!」
―――――これはきっと、俺が人生で一番勇気を出した瞬間。
もし、何の取り柄もなければ特徴もない、物語でいう所謂『エキストラ』が、主役であるお姫様に出会ったらどうする?
話す?仲良くする?はたまた、自分もメインキャストに成り上がるために利用する?
答えは、ノーだ。
俺だったら関わらず、ハッピーエンドでもなければバッドエンドでもない、どこにでもあるありふれた人生を目指す。
エキストラにはエキストラなりの役割があり、それをまっとうするという義務がある。
だから、俺はお姫様とは関わらない。……………関わりたくない、はずだった。
それなのに、なぜ。
いや、答えはきっとわかりきっている。
「『友達』だもん、この距離感が普通でしょ?」
「そうか……。…………そうか?」
男だと思って勇気を出したその言葉は、姫宮雫―――――『眠れる姫には話しかけることなかれ』―――――それが鉄則となっている、『眠り姫』に届いていたのだから。