作品中に出てきたクラシック音楽をご紹介します。
登場人物たちがどんな音楽を演奏していたのか、イメージとしてご覧いただき、少しでもクラシックに興味を持っていただけば幸いです。
なお、動画の方々と筆者は一切関係ございませんので、くれぐれもご迷惑となる行為をなさらぬようお願い申し上げます。あくまで参考としてご覧ください。
※別サイト(Youtube)が開きます、ご注意ください。
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<第1曲 stravagante ―突飛― 1-1>
演奏者:日向
サン=サーンス『組曲・動物の謝肉祭』より「白鳥」
https://www.youtube.com/watch?v=42X0LeeJufY最初は比較的有名な曲にしたいと思い色々検討しましたが、チェロが持つ優雅で重厚な音色が存分に味わえるこちらを選びました。
男性がチェロでこれを弾けば、合奏団のおば……お姉様方のように女性がメロメロになること間違いなし……!?
<第2曲 affrettando ―加速― 2-1>
演奏者:和泉
J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第三番・第三楽章『ガヴォット』
https://www.youtube.com/watch?v=VGe_KpOvTDcまさに和泉のイメージにピッタリ! という曲だったので採用しました。
爽やかな目覚めの朝に聴けば、一日元気に頑張れそうです。
<第2曲 affrettando ―加速― 2-3>
演奏者:安芸
F.J.ゴセック『ガヴォット』
https://www.youtube.com/watch?v=t1FfA1v7gzcきっとほとんどの方がどこかで聞いたことのある曲だと思います。
跳ねるような明るい曲調が安芸のイメージに合ったので選びました。
前解説があるので、すぐに演奏を聴きたい方は〝0:28〟からどうぞ。
<第4曲 étude ―鍛錬― 4-1>
演奏者:和泉・安芸
G.F.フックス『クラリネットとヴァイオリンのための二重奏 Op.14 No.1』
https://www.youtube.com/watch?v=nHeJPIGJmlU明るく華やかな、和泉と安芸がデュエットするに相応しい曲です。
バッチリ息の合った素晴らしい演奏に是非ご注目ください!
(私は脳内で和泉と安芸に置き換えてニマニマしております/ヤメレ)
前解説があるので、すぐに演奏を聴きたい方は〝0:55〟からどうぞ。
<第4曲 étude ―鍛錬― 4-3>
演奏者:日向・近江
W.A.モーツァルト『ファゴットとチェロのためのソナタ 変ロ長調K.292』
https://www.youtube.com/watch?v=fZFQcanE5uIファゴットとチェロの優しい音色が美しい曲です。
二人の性格にしては優しすぎる選曲のような気もしますが……(怒られる?)
<第5曲 negligente ―息抜― 5-3>
演奏者:和泉・日向・安芸・近江
ヨハン・パッヘルベル 3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調より『カノン』
https://www.youtube.com/watch?v=Nayuo8Q_Z88構成が彼らと同じ男性3・女性1というメンバーだったので、こちらの動画を参考用に選びました。
今までこの曲を何気なく聴いていましたが、よく注視していただくと確かに旋律をどんどん次の人が受け継いでいるのが分かります。
チェロのパートは単調ですが、確実に大変なポジションだと思います。
いつか和泉たちと同じ楽器構成で聞いてみたい。
<第6曲 kindlich ―少年― 6-1>
演奏者:広・和矢
アラム・ハチャトゥリアン ガイーヌ 第三組曲より『剣の舞』
https://www.youtube.com/watch?v=bOfHcvS0ves運動会でよく聞く有名な曲です。
小学生が演奏している動画も多くあったので、「広ならできる!」と思い選びました。
(動画は大人の演奏を選びましたが……)
マリンバの超絶技巧、お見事です。
<第6曲 kindlich ―少年― 6-1>
演奏者:広(他二人)
ネボジャ・ヨヴァン・ジヴコヴィッチ 『Trio Per Uno』第一楽章
https://www.youtube.com/watch?v=plKX8G_iKjU比較的最近作られた曲ですが、カッコよすぎたので使用させていただきました。
タイトルの意味は〝三人が1つに〟です。これだけ早いリズムを三人で合わせるのは至難の業だと思います。
二個の小太鼓がくっついた楽器が「ボンゴ」で、格闘技などで見るような楽器が「チャイナ・ゴング」です。
<第7曲 charme ―色香― 7-4>
演奏者:日向・安芸
ヨハン・ハルヴォルセン ヘンデルの主題によるパッサカリアとサラバンド より『パッサカリア』
https://www.youtube.com/watch?v=6Q6dak0UpMk元々は和泉と日向のデュオでいつか使いたいと思っていた、めちゃくちゃカッコイイ名曲。
今回の〝対話〟のために適切な曲を探していたところ、まさかのクラ&チェロのデュオを発見して「これだ!」と思い採用しました。弦楽器と違って管楽器は単音しか出せないので音の厚みには欠けますが、それでもあの旋律を表現できるなんてすごい……。勿論、チェロの方の演奏も素晴らしいです。
前半部分で本編を読みながら再生していただけると、かなり臨場感出ます。ズルいけど。
以降、次話公開次第、順次追記いたします。