• に登録
  • 現代ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

最近BEASTARSを見途中の男

何も考えることなく、湯気となって箱根の天に召されたい。でもそれは多分許されないことなのだ。よく食べよく寝よく働き、それでいて善良な人でなければ神と世間は認めない。俺みたいに楽観的で主観的で飽き性の生き物になど、楽な死というものは訪れないであろう。それでも一縷の望みを持って生きても良いのではないか?急に百万降ってきて北欧の医療センターで安らかに死ぬ夢を見たっていいじゃないか。黒いごみ箱の中の白い中身が迫り上がってきて、巨大な人のようになって俺に悟り始めても終わりではないのだ。まだまだ人生進むのだ。」と、独白したところでこの物書きに飽きた。
AM01:38、何をしたいでもなく頭を唸らせる。暇だ。眠くない。いつもはこの時間に夜ご飯を食べているからか、無性に米と何かずっしりとした具を食べたいと思ってしまう。この空腹はカロリーメイトとカントリーマアムとカルボナーラの力を借りて、姑息な倒し方をしてしまった。
それからしばらくは漫画を読んだ。「僕たちは勉強ができない」というラブコメを無料分。疲れた心と火照った身体に染み渡った。とても昂った。
この感覚は、「久しぶり」と「また明日」の間くらいの懐かしくも目新しい幾分かの青春を思い出させる何かであった。
そうしたら疲れたのか、俺の体はコアラのように眠りを求めた。そして寝る前に明日の楽しみを考えて一人でニタニタと汚い頬で笑顔を作るのであった。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する