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月の叙事詩、完結しました

 完結しました。
 最後までお付き合いくださった皆様、本当にありがとうございました。おかげさまで、最後まで書ききることができました。


「流行りの異世界モノ書いてみたいな~どうせならテンプレいっぱいぶち込も」というノリで書き始めた話だったのですが、書いているうちにはじめに考えていた設定から別の設定が生えまくり、もう原型を留めなくなって「これもう名前変えなきゃダメだな」と登場人物たちの名前が総取っ替えになったりしましたがそういうものだよね。
 はじめにしっかり固めないからそうなる。


 話の流れがシリアス(当社比)ではあるので削ったところも多く、特に総合管理部の出番がいっぱい削られた結果、恋愛要素が薄まるという事故がおきました。
 恋愛相手の出番が少なすぎて笑う。

 ただ、総合管理部がいないとマジで暗い話になるので本当はもうちょっと入れたかったんですが、たとえば三章だと月神の登場時に大歓声をあげたり、”折れそうなくらい細い子”がタイプってヤツが不整脈おこしたり、「つまらない男ね」に崩れ落ちて性癖がばれたりするヤツがいたので全部なかったことになりました。

 主人公も主人公で、打倒太陽神の準備中に一番苦労したのは10cm+のピンヒールだったり、あんまりにも生まれたての小鹿状態だったので普通に歩くことを諦めて魔法でちょっと浮きながら歩く練習をしていたりしたので彼女も立派に面白愉快な総合管理部メンバーです。なかったことになりました。


 それはさておき、完結後の平和な話のストックはあるので、気が向いたら番外編のような形で書くかもしれません。重要書類の焼却処分と称したBBQ大会を開催して怒られる話とか、結慧に結婚を迫る月の国の第二王子にウィルがブチギレる話とか、ウィルを狙うどっかの部署の女に結慧が頑張って抵抗する話とか。
 あと実は私がもともとエロ書きではあるので、ウィルと結慧のいちゃいちゃ(婉曲表現)するやつとか書けることは書けるがカクヨムじゃ無理だしなにより需要がない。


 さて、今後のはなし。
 次のやつ書き始めてます。頭使わないやつ。
 今回みたいな真面目(当社比)でシリアス(当社比)なやつじゃなく、なんかもう頭使わずに脊髄反射で書いてるせいでギャグにもなりきれてないやつです。
 設定は仕事中の暇な時間に考えました。三日くらいで。正味何時間だろうね。そんなかんじのやつです。仕事しろ。
 一貫していることは神話と社畜です。どうして私はそれしか書けないのか。
 すごく期待しないでください。

 あとはちょこちょこ、ホラーとか書くかもしれません。というか、もうすでに身内用に書いたやつがあるんですけど身内向けすぎて日の目を見ないのもアレだしせっかく書いたし。手を加えてアップしようかな。という気持ち。

 そう考えると、「月の叙事詩」は自分の中ではだいぶ未知のジャンルだったんだなぁと。
 よく完結したよね。えらい。


 
 最後になりますが、もしよろしければ★とか押して貰えたり感想やレビューを書いていただけたりすると五体投地して喜びます。お手間とお時間をかけていただくのは忍びないのですが、仕方ないやってやるかという方がもしいらっしゃればこんなに嬉しいことはございません。


 ここまで本当にありがとうございました。
 また機会があれば、ぜひ。

2件のコメント

  • ご完結、おめでとうございます。
    そんな内面の紆余曲折を存じ上げずにのんきに、綺麗だなー素敵だなーとまいにちまったり+ティッシュ消費していたわたしでした……。
    作者さまとしては例外的なとりくみだったのですね。
    なのにこの静けさ、美しさ、強さ。すなおにほんとにすごいな、書けるひとはかけるんだなあと感嘆の日々でした。
    わたしも神やら登場するお話をつくってますが、みんな暗いもん😅
    番外編も、えちえち展開もネックロングでお待ちしております!
  • 壱単位さま
    コメントありがとうございます

    ここまでお付き合いくださり本当にありがとうございました。
    たくさんのコメント、とっても励みになりました。

    拙い部分が多かったかとは存じますが、楽しんでいただけたなら幸いです。
    ね、ほんと、気付くと暗くなっていくんですよね。なんででしょうね?

    番外編などは、私が実は物凄い遅筆なので忘れた頃にアップするかもしれません。笑
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