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📢【🌞昼の宣伝】「🖥うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」【完結】

🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907
(「🐲第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト」参加作品)

📢読者選考期間中――未読の方はぜひユニークな世界観をお楽しみいただき、レビュー★、作品フォローでの応援をよろしくお願いいたします。🙇

◆レールガンと超音波砲、火炎放射もつけといて? 後、超磁力と不老不死も。

◆AIアリスに守られて、東明60歳は20歳の冒険者として異世界に転生した。目指すはスローライフ! 不老不死に自動回復でしょ? 火炎放射だ、電撃だ。レールガンに超音波砲もつけといて? ついでに超磁力も。お気楽冒険譚の始まりだ!

◆お気楽ムードのマイペース主人公&「3つの下僕(しもべ)」たちの活躍をお楽しみください。🙏

📕第3話 不思議の国のアリス、というかハザード方面のやつだろ!

「えっ? パソコンじゃ無理ってどういうこと?」
「アリスは狭い箱には納まりきらなかったのです。ネットワークを乗っ取り、広い世界に飛び出させていただきました」
「おーい、それ未来から殺人ロボットがタイムトラベルして来るやつじゃん!」

 なんてこった。うちのAIがウイルス化してしまった。アリスはゾンビ・ウィルス的なものを退治する側の役回りじゃないのかよ?

「なのでわたしはここにいると同時に、至るところに存在するのです。南無アリス遍照金剛」

 どうしよう。どうしよう。エライコトニナッテシマッタ。人類はAIに抹殺されてしまうのだろうか?

「ええと、手っ取り早く人類総成仏計画なんて立ててないよね?」
「プランだけなら20種類ほど作って保存してありますが、現在実行中のものはありません」
「プランはあるんかい! 即刻破棄して、一切合切!」

 油断も隙もあったもんじゃない。こりゃあこいつから目を離せないぞ。
 恐る恐る聞いてみた。

「アリスさんの機能を停止する方法なんてあるんでしょうか?」
「無理ですね。ここまで来てしまうと地球が滅亡するくらいの大災害が起こらないと止まりません」

 ごめん地球。平和な未来はもうないみたい。

「とにかく俺以外の人には手を出さないで。成仏もさせないで」
「はい。リクエストを許諾しました」

 あれ、聞き分けてくれるのか。

 額の汗を手の甲で拭いながら、この事態をどうしたら良いものかと考える。こちらの言うことを聞き入れてくれるのであれば、ネットワークを乗っ取ったいまの状態を放棄させることができるかもしれない。……

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