📕【カクヨムコン8】参加作品(長編:エンタメ総合部門)
📕僕は戦う――愛と正義の名のもとに。
📕紹介文:
世界をハルマゲドンから救おうとしたサイボーグ戦士は、異世界に旅立とうとしていた。
ICBMは地上めがけて下降し、世界は炎と熱に包まれようとする時。
夜空をよぎる光を見上げて、一人の少女が祈りをささげた――世界が平和でありますように。
異なる次元、異なる時間軸にも祈りをささげる少女がいた。「我らが世界を魔物の侵攻から守り給え――勇者よ、来たれ!」
2つの祈りと核爆発のエネルギーが時空を貫き、召喚魔法に力を与えた。
いまサイボーグ戦士は時空を超え、新たな敵から世界を守る。
異世界の国ロマーニ王国。2人のサイボーグは容易く魔犬を退けた。
しかし魔物の数は多く、強さを増していく。
中でも魔人は強さと速さを兼ね備え、サイボーグ単体の性能を凌駕する。
サイボーグ戦士は無理に無理を重ね、魔人との戦いにすべてを懸けて挑む。
サイボーグ戦士の願いは1つだけ。
人に幸あれ、地上に平和あれ――。
救いを求める人がいる限り、彼らはどこにでも行き戦う。
愛と正義の名のもとに。
――そして、ヒーローは絶対に遅れない。
📕第35話 聖戦士召喚~そして道は開かれた 【最終話】
📕一部抜粋:
「オレ達には魔核がある。今なら時空の歪みを通って元の世界に帰れるんだ」
「何と、そのようなことが可能なのですか?」
「ええ、大精霊アンジェリカ様のお告げです」
「そ、それは……」
アンジェリカによって命を救われたミレイユである。その名を出されて疑いをさしはさむことはできなかった。
「魔物のせいで今も苦しんでいる人たちがいることは知っています。……実際にこの目で見てきました。しかし、我々の世界でもたくさんの人たちが苦しんでいるんです。ボクたちはその人たちを、ボクたちの家族を救いたい」
「それがオレたちの仕事なのさ」
「ボクたちは『愛と平和の戦士』|ワールド・オーダー《世界に秩序をもたらす者》だ!」
2人は声を合わせて叫んだ。
ミレイユは言葉を飲み込み、ただ涙をこぼした。
……
📕どうぞお楽しみください。🙇
📕人に幸あれ、地上に平和あれ。✨