この男に甘い世界で俺は。〜男女比1:8の世界で始める美味しい学園生活〜
① この作品について
②今後の見通しについて
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①この作品について(自分語りを含む作品語りです。苦手な方は飛ばして②↓へ)
当作品は、実はセルフリメイクです。
(※リメイク前とタイトルが若干異なります)
当初は、小説家になろうで「ローファンタジー」として書き始めました。
タグに最初から「シリアス」と明記してあったのですが、登場人物が消えてしまう回(後で華麗に復活する予定だった)で非難轟々、感想欄が大荒れになりました。
強烈な「ざまぁ」だらけの今のなろうからすると、嘘のような状況です。
しかし、4年前は「登場人物を作者の都合で少しでも酷い目に合わせるなんて有り得ない! 勝手にやれば! もう応援やめます!」みたいな声が非常に大きかった。
筆者はメンタルが脆弱なので、予定していた続きが書けなくなり、そこで中断。
それでも、結星のキャラに魅力を感じ始めていたので、気持ちを切り替えて、結星に焦点を絞ったストーリーに大改変することを決めました。
(元のシナリオでは、スイーツ世界設定はなし。死因別に色分けされた日記帳ホルダーが、男女共に何人も登場。結城四姉妹は異能者、戦乙女もモブではなく、強力な敵対勢力もいました)
ジャンルを変えて「ラブコメ」で投稿し直したところ、沢山の読者の方に楽しんで頂けたようなので、この時点で、書き直してよかったと思いました。
またその頃、ISAOの書籍化で、掲示板形式のWEB小説を一冊の本にするという、実に面倒な作業をひと通り経験しています。
運が良いことに、集英社ダッシュエックス文庫は、非常に柔軟な対応をして下さるレーベルで、「小説本文に、プロデザイナーがレイアウトを手がけた掲示板画像を差し込む」という、面白い(予算も労力もかかるので珍しい)作りの小説を実現して下さいました。
しかし同時に、他のレーベルでは、そうはいかないことを知ったのです。
従って、ISAOより更に掲示板やSNS回を多用した『甘い男』は、書籍化は無理だろうと考えていた時に、カクコンでコミカライズの賞が新設されることを知り、全面改稿の上で応募するに至りました。
応募の動機は、結星たちのイラストを見てみたいという、至って単純な願いです。
結果は、意外なことにCW賞×特別賞◯。
しかし、全面改稿(掲示板回の全削除と、主人公キャラをリアリティある男性像に変更、内容を男性向けに特化など)を提案され、ある意味予想通り、書籍化は実現しませんでした。
書籍化に向けての新規プロット作成で、設定も頭も混乱し、また、モチベーション的にも枯れてしまったのと、リアルではコロナの予防接種などで多忙と、様々な要因が重なって、一年半というリセット期間を必要としています。
WEB小説として再出発することを決めたのは、カクヨムの応援コメントが最大の理由です。長い休載にも拘らず、何度も、沢山の読者の方から、温かい、筆者を労わって下さるような励ましのメッセージを頂きました。
皆様のおかげで、ようやく結星たちを卒業させてあげることができました。本当にありがとうございます。
②今後の見通しについて
チラホラご要望を頂いている大学生編ですが、今回の更新で、手持ちのアイデアが出尽くしてしまい、今はほぼ空っぽの状態。現状では、まだまだ材料が不足しています。従って、今後、エピソードを溜めていき、書けそうになったら書くといった感じです。
高校生編の未回収キャラの後日談(高校卒業時点の近況になると思います)は、1話読み切りの形で、よさそうなエピソードを思い付けば、その時点で投稿するつもりでいます。
打たれ弱いだけでなく、割と飽きやすい性格で、同じことをずっと続けていると、モチベーションが急降下するという弱点を持っています。
そのため、しばらくは異世界ファンタジーを書いて、音楽を聴いて、現代ファンタジーも書けたら書いて、音楽を聴いて、できれば未完結の話の続きも……といった感じでローテーションし、その合間にラブコメのアイデアを収集していく予定です。
ラブコメ的には、当面は充電期間ということで、またお会いできる日を楽しみにしています。
漂鳥