【あとがき】
七章11話「池袋攻略作戦①」に、今回の限界突破スキルの仕様説明について加筆しました。
このタイミングでの加筆は、限界突破スキルの使用についてギリギリまで迷っていたためです。
最初はシンプルに初期戦闘力も成長限界も二倍にしようかな、と思っていたのですが、それだとさすがにアレなので、初期戦闘力と成長分に+100%の計算としました。
で、コメント欄でも指摘があったように「茨木童子の時点でわからなかったの?」という疑問が出て当然なので、七章の玉手箱特訓パートに加筆しました。
八章⑭での限界突破スキルの記述は、七章11話を読んでいない人のために、一般公開まで残し、一般公開時に修正します。
限界突破スキルの計算式なのですが、戦闘力というよりレベルで考えるとわかりやすいかもしれません。
URカードパラスアテナというソシャゲのカードがあったとして、その初期レベルが20、成長限界が80となります。
これに限界突破スキルを習得させると、初期レベルが倍の40からスタートして、成長限界も初期レベル分の20増えてMAX100になる、という感じです。
鈴鹿の戦闘力は、シンプルに計算ミスなので修正しました(笑)
茨木童子ではなく鈴鹿御前で計算していました。
ちなみに、親父関連のアレコレについては、まぁ、ネタバレになるのであんまり言いたくなかったんですが、中々合流できないのは、伏線となります。
その理由も、最終章の一個前の章のラストまで行けば、まぁ納得できるものになっているはずです。
ただ、途中の流れで色々と違和感が出てしまっているのは、純粋に自分の力不足ですね。
「パワーアップしたアテナのアイギスなら、親父の件を再交渉できるんじゃないの?」
とか
「なんで星母の会から絶対解除スキル持ちをレンタルしないの?」
とか。
ぶっちゃけ想定外の指摘で、そこを応急処置的、場当たり的に対処した結果、色々と雑になっている自覚はありました。
ここら辺は、とりあえず続きを書きながら、場合によっては七章以前にも手を入れつつ、ちょっとじっくり考えてみようと思っています。
ちなみに、Cランク迷宮で廃棄カードキーを試さない理由については、次の次の話で説明します。
Dランクの特殊型迷宮でカードキーを試さないの? という疑問については、道中で特殊型迷宮が無かった、という答えになります。
ある意味、シークレット迷宮以上にレアなんです、アレ。
なお、特殊型迷宮は挑戦者に応じて種族が変わるタイプの迷宮のため、誰も入らなかった場合、アンゴルモアでも勝手にモンスターを発生させません。
【追記】3/17
一晩寝て考えてみたところ、Aランクはいっそ『限界突破の効果が無い』or『類似の効果が先天スキルに内包されている』という方向にしようかな、と思います。
どう考えても、式の説明で混乱する読者が出てくるので……(実際、作者が混乱するぐらいですし)。
上のたとえはすべて一旦忘れてください。
Aランクに、限界突破を装備化等で共有した場合、『初期戦闘力は二倍となるが、成長限界に変動なし』という仕様で行こうと思います。
その状態でAランクは十分強いですしね。
元々、限界突破は、カードキーが迷宮を消滅させると手に入ると言う仕様上、ゲームで言う『クリア後のご褒び』という位置づけでした。
本編クリア後に、好きだった低ランクカードでも戦力化できるスキル、って感じのイメージですね。
元々は、本編クリアまで存在しないはずのスキルで、Bランク以下のカードを戦力化するためのご褒美だったとしたら、すでにトップクラスのAランクに適応しなくても良いかな、と。
というわけで、七章11話の限界突破の仕様に関する記述を一旦削除しました。
(上のアテナのレベル云々のたとえも忘れてください。計算をミスってるので)
『限界突破を装備化等で共有した場合、初期戦闘力は二倍となるが、成長限界に変動なし』という記述は、八章を一般公開する際に加筆しようと思います。
色々と二転三転して申し訳ございませんが、これもサポーター限定の試作版ゆえのことということで、どうか一つよろしくお願いします。
それではまた!
【追記】3/18
限界突破の仕様変更に伴い、茨木童子と鈴鹿御前の成長限界を初期戦闘力の四倍、パラスアテナの成長限界を初期戦闘力の五倍に繰り上げしました。
初期戦闘力の三倍だと、Bランクのアテナが限界突破を持った時、Aランク最下位の茨木童子の最大戦闘力がBランクアテナ以下となってしまうので……。
ちなみに、聖女やカードたちが言う「Aランクは色々と特別」というのは、人間社会のことを良く知った上で、人間であるマロにわかりやすく説明した形となります。
カード目線からすると、人間がAランクと一纏めにして読んでいるランクにもピンキリあるんだけど……という感じです。
まぁ、でもAランクからは迷宮からの枷も緩くなるので、一種の目安としてカードたちもAランクという単語を使っている感じです。