• 異世界ファンタジー

「毒使い」の余談 キャラ変?(ep.41 一蓮(7))

ep.41のネタバレ注意です



















ep.41 一蓮(7)の青が、蒼狼との対決前のシーンで急にチート主人公キャラみたいな性格になってないかい??と思ったかもしれません。
私も書きながら思いました。

これには一応、理由があります。
本文中にその説明を書くのはカッコ悪いので、こちらで書きたいと思います。

蒼狼の高官は、青の要塞落としの仕事ぶりを認めていて、これをやってのけた人間を引き込みたい、所謂ヘッドハンティングしたいと思っていました。

高官と狛の会話を聞いていた青は、どうやら高官が自分の仕事に価値を見出しているなと気が付き、自分の価値を囮にする事ができるなと思いつきました。

そしていざ、高官をおびき寄せようと声をかけた時に、

「私を怒らせない方が賢明であろうと、申し上げておきましょう」

だの、

「私は、高いところから物を言う者とは、対話をしたくありません」

だの、厨二病みたいなセリフを連発していましたが、たぶん青も自分で言いながら「ひーー;;;;」と思っていたかもしれません。

これらのセリフと、だいぶ高慢にも見える態度を取ることで、気位が高い高官に「自分はお前と対等に対話する相手だぞ」と印象付け、相手の土俵に立った上で、おびきよせる。

「強者が絶対」みたいな思想の相手なので、自分を強く見せなければ、と青は一生懸命強がってた、と考えていただければと思います。

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