日本語で読むSFの妙味はルビ芸にあると思っている(黒丸脳)。
しかし、本サイトの文字数カウントはルビを含まないことに遅まきながら気がついた。
うん……ノートをインデントしつつも詰めて書く派の私としては、頁に適度な密度のルビが散っているとそれだけで素敵な気持ちになる。ルビってとても漫画的な、現代日本的な何かやん? 書いたものに、別のものをのっけて、いっしょに一口でいってくださいよ、という作者の意思を感じますやん?
我々はここにハーモニーを、あるいは不協和を、二つのカテゴリの差異を隠蔽する公正化を、新しい文法の生成を見るわけです。
そのように思いつつ今後とも拙作においてもルビを多用して参りたいと存じます。よろしくお願いいたします。