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KAC2024『新世界旅行社』の世界観について

 基本的にはSF連作として書いています。便宜上(ファンタジーの世界に転移した方が展開しやすいお題への対応上)『異世界』と呼んではいるけど、要は『パラレルワールドに転移する科学的根拠と技術が確立した世界』なんですね。だから大ジャンルも『SF』にしてます。
 で、その科学的根拠(SF的屁理屈)として『多元世界の量子的記述』、パラレルワールドを量子と見なして量子方程式を解けばパラレルワールドの存在確率の濃淡として描けるんじゃねえの、というホラを何となく想定していたわけです。それを描くようなお題が出るかどうかはさておき。

 そしたらお題が『箱』っていうじゃないですか。

 そりゃもう秒でシュレディンガーの猫ですよ、って設定開示回を展開したのが『箱の中の世界』です。しかも「長編への道賞」狙いで一万字超えの続き物として書くために、途中で「冒険家の目線の別の話」を挟む無茶までしましたが。

 幸い好評なようで安心しております。ありがとうございます。

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