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天下無双である

お題の天下無双である
誰かが立花宗茂のことを書いてくれるのを
期待していたが
調べたとき
いらっしゃらなかった

「恋愛権利所有者」
では宗茂の父の世辞の句を引いた
宗茂は婿養子である
岳父は立花道雪 鎮西にこの人ありと謳われた
戦に出て負けたことのない名将だ

宗茂親子はこの名門の家を引き継ぐことに
相当の覚悟をしたようだ
道雪の死を待って
島津家が所属する大友家を襲う
宗茂の父高橋紹運は岩屋城に籠城し
島津の猛攻に耐える
再三に降伏勧告を受けるが
自分が降れば
立花の婿の家はこの程度かと
大友家の士気が下がることを懸念して
勧告をはねのける
岩屋の城兵800名 名字のあるものが500名
紹運を慕って800名全員討死 島津の損失も3000を超える。
紹運もまた、立花宗茂の父として立花道雪に恥じない振る舞いを選んだ

宗茂親子は「立花」という重い名字を背負っている
天下人秀吉が立花宗茂を天下無双と称したことは
宗茂にとってどれだけ意味があったのか
名門を継ぐということの重さを
天下無双は秘めている

「恋愛権利所有者」でそれが示唆できたか
モヤモヤしていたのですが
今回
「澪標」
を書くことができて
発散することができました

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