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ときめき中華・和風コンテストの募集要項について考える

コンテスト参加中の
【夢を叶えるため、武士の国へと逃げさせていただきます!】 https://kakuyomu.jp/works/16818093086164430636

物語も半分まで来ました。
起承転結の承まできた感じですね。まだまだトラブルも起きますし、勿論これから、あやふやな恋心が確信へと変わっていきます。

第三章は、
あー、あの話がここにきたか!とか、お、新しいエピソード!と、改稿前を読んでいた方は、別の視点でも楽しんでいただけるようになっていると思います。
勿論、改稿前を知らない方も楽しめます!!


▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲

ところで、
コンテストのランキング、おかしくないですか?
他のコンテストでも、カテエラ作品を入れる方を見ることはありましたが……今回、50位以内に多すぎません?

ラブコメ、異世界ファンタジー、ミステリー……

あー、確かに、それはギリ中華(あるいは和風)ファンタジーだけど、たぶん、編集さんの求めてるものじゃないなぁ。くらいなら良いんですけどね。
現ファンって和風ファンタジーになるの?
中華・和風っていってるから、アジアンはカテエラよね?

と、???な作品が50位以内に多いです(。・ω・。)びっくりだわー

で、思ったんですよ。
皆さん、意外とと募集要項読んでいない?


私、一度も大賞どころか奨励賞すらとったことはないですけどね。
募集要項に書かれた「編集部が求めるもの」をどれだけ盛り込めるかは、重要だと思ってます。読者選考のないコンテストは、なおさらです。


今回の「ときめき中華・和風ファンタジー」でいえば

必須テーマが【中華】あるいは【和風】
そこに「ときめき」がないといけません。これは女性向けであることも示唆していますね。

つまり、ラブコメはカテエラだと私は思います。

え?女だってラブコメ読むじゃん?って思うでしょう。でも、基本的に「ラブコメ」というジャンルを、KADOKAWAでは男性向けと位置付けてると感じるから、私の中ではカテエラです。
それに「恋愛」にコメディ要素があるのと「ラブコメ」は別物なんですよね~

他にも、中華でも和風でもないアジアンファンタジーは、どんなに良い作品だったとしても、カテエラでしょう。
だって、もしもそれが受賞したら「え?中華や和風じゃなくて良かったの?」って、誰もが思うでしょ?


さて、必須テーマ以外にも、募集要項には「求めるもの」が書かれています。

【中華】は後宮で繰り広げられるドラマ、これ一択ですね。
いくら中国を舞台にしたとしても、三國志のような群雄伝や、西遊記みたいな冒険は求められていないです。
冒険の中にも恋愛はある!ごもっともですが、今回は求められていないんですね~。

まぁ、募集要項に「後宮バトルやお仕事ものを含む、煌めく中華の世界でヒロインが活躍する恋愛ドラマ」と明記してますから、そういうことです。


では【和風】はどうか? ここが難しい!
一番求めているのは、ずばり「内裏ロマンス」ですね。まぁ、後宮に合わせた感じですかね。今年の大河ドラマを意識してのことかもしれません。

しかし!

「平安や大正など時を越えたものから現代まで、和風で雅な世界観での恋愛ドラマ」と明記されてます。
「現代」の文字があったがゆえに、現代ファンタジーもいける!と誤認した方がいるかもしれませんね。

これ、現代での恋愛ドラマがオッケーとはいってないんですよ。

おそらくですが「清少納言が現代に転生したら」みたいな、歴史人が現代で新しい恋に目覚める、影響を与える。そんな話を求められてるのかなって思います。例えば……恋愛ではないですが、パリピ孔明みたいなやつですわ。

「和風で雅」な世界観を現代で表現するって難しそうですけどね。
ぐぬぬっ、私は江戸時代風で挑戦してますが、さて、雅さは出せているか?武士の世界だから、ちょっと違うかな……と思いつつ、江戸の庭造りや風景を通して雅さを演出したつもりです。
と、私の話はおいときましょう。


さてさて、実はここにもう一つ重大なポイントを加えないといけません。それは、

【ビーズログ】がレーベルであるということ!

ビーズログさんといえば、きらびやかで女性向けの恋愛、華やかな衣装の表紙!ピンクの花が似合う主人公!!

募集要項に「バトル」とか「お仕事」「陰謀」なんて言葉が並んでいますが、メインがハピエンできゅんきゅんする「恋愛」でないと、おそらく、カテエラなんですよ。

陰謀に巻き込まれた、トラブルに見舞われた、ミステリー要素がある!そこが見せ場だ!は、危険なんです。
勿論、ダメではありません。そこが主題になっちゃダメってことです。

トラブルに巻き込まれた先で、芽生えた「恋愛が成就する」が主題でないと……おそらく、最後まで残れないかな。と、思います。
何せ【ビーズログ】さんですから。

なので、ジャンルミステリーは、厳しいかな。そこをジャンルにするってことは「ミステリーが推しです」と言ってるようなもんですから。
でも、ちゃんと「主題は恋愛」で書いてるなら、可能性は残りますけどね。

そんなことを考えながら、他の参戦者の作品詳細をあれこれ眺めた日埜和でした。



ちなみに、
今回参戦している作品、改稿前は「冒険」「ミステリー」色が少し濃いめでした。あのままだと、絶対にカテエラでしょう。

じゃぁ、どう改稿したかって?
トラブルを分かりやすく提示、恋愛面を濃く描きました。
ただし、雅さやキュンを描くために、初恋の戸惑いや感情の起伏、変わる様にスポットを当てた感じです。

書きたいことを取捨選択し、主題が「恋愛」であることを忘れずに……最後まで、書ききりました。後は誤字チェックをしながら更新をひたすら進めるのみ。


そうそう、最後の最後で、30万字の時には描かなかった「和歌のネタばらし」もしています。以前、そこを書かなかった私は、恋愛小説を書けていなかったな!と思いますね。笑


さあ、今日も頑張ります!

4件のコメント

  • コメント失礼致します。
    私も該当のコンテストに応募している者です。
    「アジアン」って、中華・日本もアジアに含まれると思うのですが……それがカテエラって、どういう意味でしょうか?💦
    私は、大河も意識して、平安時代をベースに恋愛ファンタジーを書いております。

    「ラブコメ」の定義をご存知ない方もいらっしゃるようですね。
    男性主人公が「ラブコメ」とカクヨムで定義されておりますが、知らずにジャンル設定していて主人公が女性、ということもあるようです。
    恋愛が主題になっていなければいけない、というのは分かります。
    ミステリーは、恋愛ストーリーを盛り上げるためのスパイスになっている程度ならありなんじゃないかな?と思いましたが……どうなんでしょうかね。

    あとは、コンテストに応募することでランキング表示されることから、PV集客のために応募する、という方もいるかもしれないなと個人的には思っています。

    日埜和なこ様の作品、前から気になっておりました。
    執筆が落ち着いたら堪能させて頂きます~!^^
  • 風雅ありす様
    コメントありがとうございます!
    確かに広義の意味でいうと「中華」「和風」はアジアンファンタジーに含まれますね。
    さらに、インドネシアやインドも含まれます。例えば、漫画ですがCLAMPの「聖伝」はアジアンファンタジーになりますね。でも、中華でも和風でもありません。

    つまり、今回は、広義の意味で募集されておらず、「中華」か「和風」を求めているので、それ以外のアジアンテイストだと、カテエラだろうな……と、私は思ったんです。

    平安風は、まさに、今回求められている要素ですよね!
    私は平安の知識が乏しいため、ぐぬぬぬーっとなりました。それに、どうしても陰陽師の世界観になってしまいそうで。笑

    ミステリー要素はありです!
    私の大好きな中華恋愛を書かれる巻村先生の作品も、ミステリー要素が含まれています!あ、レーベルはビーズログではないんです。
    巻村先生は、ミステリー要素が濃いめではありますが……ちゃんと恋愛を描かれていますし、何より、後宮の描き方が上手いんですよね~。巻村先生の作品を読んで「私には書けない!」と思わせてくれました。

    おそらく、「他には書けない!」と思わせるだけの、ミステリーと恋愛の融合をさせた上で、後宮を描くのであれば、ビーズログでも……とは思いますが、いやはや、私には難しいですね。笑

    あー、PV稼ぎの人いそうですよね~
    そんなんで稼いでも、読まれたとはいえないし、読まれるわけもないんですけどね。

    はわわっ、拙作を気にしていただき、ありがとうございます!
    お時間があるときにでも、チラ見していただけましたら幸いです(*/∀\*)

    お互い、まずはコンテスト頑張りましょう!!
  • こんにちは。
    女性向けレーベルのコンテストにおけるカテエラ作品横行、もはやカクヨムのお家芸ですよね……。
    「応募総数が少ないとみっともない」「カテエラかどうか内容を確認するのが面倒」みたいな思惑から、わざと放置しているようにも思えます。
    女性会員少ない→カテエラ男性向け作品がランキング上位に→「こういう作品で応募していいんだ」という誤解を生む……もあるんじゃないでしょうか。

    ただ今回は、KADOKAWAハッキング事件が重なってしまった……という不運もありますね。
    ビーズログ文庫の公式サイト、まだ復旧していません。
    どういう性格のレーベルか、ベンチマーク作品はどれか、が伝えられなかった点は差し引いていいんじゃないかなと。
    (わたしはBOOKWALKERでキービジュアルの作品を中心にチェックしましたが)

    個人的にこのコンテスト、字数違反が特に酷いと感じています。
    8万字未満完結と11万字超過が、50作品以上(全体の4分の1)あります。
    カテエラも考慮すると、競合者の実数が少ない狙い目のコンテストかもしれませんね。
  • 椒央スミカ様
    コメントありがとうございます!
    ええ、本当にお家芸といえますね~。

    応募作を見て「これもオッケーなんだ」と誤解するのは、そもそも、募集要項を見ていないので……書き手の姿勢としてどうかな?とか思いますよね。

    ハッキング事件!なるほどです!
    そこは考えが及びませんでした。影響はありそうですね!
    でも、スミカ様のように、レーベルの方向性を探すことはいくらでも出来ますからね。
    明らかなカテエラこ方は、やっぱり、レーベルを意識されてないんだろうな、と思います。

    もちろん、新しい風となる!って姿勢もありでしょうが……新しい風は、今までのレーベルの色を変えるものではないでしょうから。
    せめて、キービジュアルを意識した雰囲気は、作風に取り入れた方がいいなと思いますね~。

    文字数エラーもありますね~。そのほとんどは、たぶん、PV稼ぎにコンテストを使ってる勢なんだろうなと思います。笑

    個人的に、カクヨムは女性向けが弱いと感じます。女性ユーザーが男性に比べて少ないんだろうなって。
    だからこそ、今回のコンテストのように「読者選考がない」ものは狙い目ですよね。
    参加者も少なくなりますし、編集者の方に読んでもらえる可能性が高まると思ってます。
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