ようやく完結しました『ゆりコメ!』。
いやー、いかがだったでしょうかね。
まさか、あんなスピードでああいうことをするとは思いもよりませんでした。ハル君、うららん、勝手なことしないでください。
あと個人的にハル君の新たなフェチの目覚めにはビックリです。
以前よりお察しのかたも多いかもしれませんが、ハル君は無自覚の隠れロリコンです。
……ですけどねえ、まさか中でも、ぷにぷに系が好きだとは知りませんでしたよ。我ながら書いてて驚愕です。へんたいよくできました。
あと、何だあのキャラ。ニン。
第4話以降があったら、この子はええ子って分かるんですけど、ここで完結したから頭のおかしい女の子としか思えませんね。いや、頭は充分おかしいんでござるが。にゃにゃにゃ。
基本的に中学生組は第四話以降に活躍するイメージだったのですが、まあこれもお蔵入りってことで封印ですね。ウサギのワガママ妹とかも(実はもう登場してるよ!)。
ああ、姉妹百合も全力で書きたかった……。姉妹百合あな尊し……。
『ゆりコメ!』ですが、構成としては、
・1話で短編として完結
・3話で文庫本一冊として完結
・12話でアニメ化できる長編小説の完結(夢想)
というのを念頭に置いてました。
実は、だいたい一話ごとに一週間が経過してるんですよね。
これ、春アニメとだいたい時間経過が同じになる構成を夢想していました。
(どうでもいいですけど、春が舞台の作品って春アニメでやるべきじゃないですかね)
あと、ハルの目に映る世界と、うららの目に映る世界を少しずつ変えていたりもします。こういうのも映像表現だとどうなるのかなあとか夢想していました。
まあ、夢見るならタダですよ。タダ。
あと舞台にツッコみが来るかなと思ったんですが、何一つ反応されなくてさみしかったです。あの観光都市。
あー、そうそう、ハル君のスカート!
そうだ、これも語らねば!
『ゆりコメ!』は実のところ、ガチの百合好きにはあんまり好んでいただけないかもしれないなと思いながら書いてました。
問題はハル君が男装少女なとこなんですよね。
かわいい子同士の恋愛が見たいのに、男の子っぽい子が恋愛の相手だと、「うーんどうなの?それは百合なの?」ってなるんですよねえ。
正直、私も悩みましたが、これは百合ファン層拡大と百合洗脳作戦のために涙を飲んでガマンしたところであります。
男の子っぽい女の子の目線ではじまるから、百合属性がない人も徐々に入りこんで行けて、第三話の終わりに達した頃には、「かわいい子同士の恋愛最高イヤッフウ!!」ってなっている計画でした。
あと、目線で思い出した。
各話ごとの視点変更も話しておきましょうかね。
奇数はハル、偶数はうらら目線というダブル主人公形式にしておりますが、これは「双方の目線から描く『超両想い』」ってのを書いてみたかったためです。
これ、思いついたとき、自分の天才性にビビりました。
んですがねえ……
その半月後ぐらいに、資料として読んでみた入間人間先生の百合小説『安達としまむら』(電撃文庫・名作!)でダブル主人公をやられてたんですよねえ……。あのときのショックったら、もう。
でも、演出効果の主目的が違うので、「まあいいか」と割り切って書きました。
しかし、視点変更は難しいですね。あんなの安易にやっちゃダメです。
とくにうららが難しい。天然ボケの頭の動きを描写するとか、どうしたらええのと悩みまくりました。
天然はね、自分を天然だと思ってないから、天然なんだよ。
以上、作品完結後のよく分からないテンションでいろいろ書いてみました。『ゆりコメ!』楽しんでいただけたのであれば幸いです。
また、次の作品は……
これ、ぜんぜん考えてないのですが、いつかどこかでお目にかかれれば、また楽しんでやってくださいませ。