• 異世界ファンタジー

新作「幼馴染の危険な美少女に、参加費300万円の超高レート異世界カードゲームに招待されました」

「幼馴染の危険な美少女に、参加費300万円の超高レート異世界カードゲームに招待されました」
https://kakuyomu.jp/works/16818093075539867460

上記新作の連載を開始しております。

自分は小説自体はそこそこ書いた事があるのですが、カードゲームで小説を書くのは初めてでして、大好きなカードゲームを題材に書く喜びを感じつつも、比較的複雑なルールをいかに理解してもらい、面白いと思ってもらうか、という点では頭を悩ませております。

当初、最初から1対1のガチ対戦を書いて6話くらいまで進めていたのですが、試しに読んでくれた方に「ルールの意味が分からなかった」と率直な感想をいただいてしまい、急遽路線変更、書き直しを行い、今の連載になっております。少しは分かりやすくなっているといいのですが……

ちなみにこの小説に出てくるカードゲームは、自分の一番好きだったとある某カードゲームのルールを大いに参考にしております。参考元がマイナーなので、ほとんどの方にとってはなかなか斬新なルールなのではないでしょうか。

ゲームのルールというものには著作権がないらしいとはいえ、変にトラブルになってもまずいので、参考元のルールには大胆にオリジナルの変更を多数加えており、より小説に合った形にブラッシュアップされている事を付記しておきます。また、当然ですがカードのテキストはオリジナルです。

こちらの活動報告で、感想や意見を書いていただいても大丈夫です。よろしくお願いしますね。

2件のコメント

  • 元編集者の私が、世の作者へ送る他愛のない言葉。
    エッセイを執筆しておりますNEEDLESSと申します。

    こちらに感想を書かせてもらいますね。

    個人的な感想
    カードゲームを小説に落とし込むアイデアは面白く、登場人物のキャラクターは一貫しているので完結までにどのような展開があるのか楽しみです。

    元編集者としての感想
    これまでの小説で「カードゲーム」がなかったのには理由があります。それはビジュアル的な問題でもありますし、読者が頭のなかで展開やひとつひとつの効果、処理、といった手順を理解することに時間を有するからです。
    漫画やアニメといった「見える形」での脳内処理と、読んで理解して思い描くといった脳内処理ではおのずと時間がかかりすぎます。
    よって文章のテンポ感を求められますが、火水とるくさんの文体は所謂「ライトノベル」的な勢いと雰囲気を長所にあげられるものです。つまりは勢いを落とさず雰囲気を上げて物語を表現しなければなりません。ここで厄介なことになるのが「ライトノベル」的文章の構図です。先の文章は基本的に「キャラクター」ありきの文章となり、それは主人公だったり「」内の会話文によって物語を進行するものとなります。
    拝見させていただきました物語ですが、第一に「主人公の視点」が気になります。見えないものを見えている、見えているものを書かない理由、書かない理由は主題や感情に徹しているか等、数え上げていくときりがないほどです。勢いがある文章は読者にとっても作者にとっても「気持ちのいい」文体ではありますが、「内容が希薄」といわざるを得ません。即ち物語としてのバランスが最重要となるわけです。
    そして「ライトノベル」的な文章の最も大きな弱点は、「キャラクターが似ている」という点にこそあります。ひと昔で表現される「登場人物は影にしてもわかるような特徴が必要」と云われていましたが、小説でも然りです。ただし文字によってしか表せられない以上、だいたいの作者は「容姿」や「語尾」に特徴を見出しますが、これはNGです。一人称とは「作者が登場人物の視点に立ち、見えているものを描写する」ことです。普段生きていて、暮らしていて、いきなり容姿を読み上げたりされないですよね、でしたらしないほうがいいです。
    登場人物でのエッセイのなかにもあったと思いますが、「作った登場人物は須らく人生を歩まなければいけない」んです。即興で作ったようなバックボーンのない登場人物に魅力は感じられません。
    そして第二に「カードの展開場面を図形に頼ってはいけません」
    これは小説媒体での意味を成し得ないからです。
    とは云ってもミステリ小説の巨匠のなかには「文体を補強するために□や〇といった記号を遣う」ことがありますが、例外的な措置となります。あくまで小説は文章で勝負をするものです、これまでかかわってきた作者のなかには「ぎゃああああ」という文字を通常10ptで表現するものが、作者の指定で見開きいっぱいに20ptほどの大きさで書きたいということがありました。そんな彼にも云いましたが、それは「作者として逃げ」です。そういった手段でしか表現できないのですか? きっと違います。火水とるくさんのアイデアならば、自己研鑽を重ねることによって文章での表現方法を体現できるはずです。頑張って下さい。

    個人的な感想と編集者としての感想では、やはり文量が増してしまします。
    決してアイデア自体を否定しているわけではないので、ご了承ください。
  • NEEDLESSさん

    個人と編集者としての視点の両面からの、大変すばらしい感想を有難うございます。とてもためになりました。
    主人公の視点が気になる、というのは、自分でも少し感じていた欠点ではありました。おそらく、描写の内容量などが乏しいために、見えているものを書かない、と感じるのではないかと思いました。その場の情景をイメージして、見えているものを描写する、という事を強く意識したいと思います。
    また、人生を歩まなければならない、というのは改めて重く受け止めたい言葉だと思いました。もう少しバックボーンと個性を明確に表現したいと思います。有難うございます。

    記号に関しては、読者への分かりやすさを最大限にする事を考えたときに、これが苦しいながらもベストだと考えております。小説の作法としては間違っていても、ライトノベルでしたら他にも記号的な表現をしている作品はありますし、許されて欲しいと思っております……
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する