初めて近況ノートを書きます。ひみつです。
なに書けばいいのかわからず、話を書き終えたらあとがきみたいな感じで書いていこう。そう思って筆をとった次第です。
さて、今作の「10年後に教え子の子供が教え子になる話」ですが、自分にとってこの作品は、「リハビリ」で書こうと思った作品です。
というのも、一時期創作から離れていた時期がありまして。メンタルが落ち着いてきたころに、プロットを書き始めていました。まずはそれを書いてリハビリして、色んな作品を書いていこう。そう思ってました。
しかし、そこで出来上がった作品が非常に完成度が高いとの評判で、「これはリハビリで使う作品じゃない」とまで言われてしまうものですから、はてさてどうしたものかと、気づいたら一年、プロットを書いては没にしていました。
今作は通院している途中、とある高校を目にして思いつきました。
というのも、自分の恩師に、作中の主人公であるミッチーと同じ夢を持った方がいたのを思い出したのがキッカケでした。なので、その方をモデルにして、勝手に書いたのが、今作です。
先生、勝手にモデルにしてごめんなさい。
そしてリハビリに使うというなんとも失礼な書き方。ご容赦ください。
ま、先生は自分が小説書いてるなんて知らないんですけどね。
この作品を通して、様々な気づきがありました。
というのも、執筆をする前に、TRPGに勤しんでいる時期がございまして、そちらのシナリオ作りをするために、ゲームマスターをやったり、シナリオ書いてみたりと、勉強をしておりました。
その間、「TRPGをやった後に小説に戻ったら、どうなるんだろう」と考えていて、シナリオを作りながら、その先にいる自分を想像して楽しみにしていました。
そしていざ書いてみると……。
苦手だった本文が、すらすら書けてしまうんです。
キャラクターも、このストーリーにしたいからこのセリフを言わせよう。
そんな風に動かしていたのですが、今は「このキャラはこんなことも言いそう。それに対してこっちのキャラは、こういう風に反応するかな」と、視野が広がったのです。
まるで、小説を書きながら、TRPGのセッションをしているような感覚でした。
執筆を始めてから約1ヶ月。毎日投稿を目指して頑張れたのは、この経験があったからだと思います。一日六話更新するというちょっとやり過ぎたこともありましたが、なんとか一本、書き終えることができました。
ただ一つ、悔しい点がありまして。
電撃文庫大賞のボーダーラインである12万字を越えることができなかった……そこだけが、悔しいところです。
しかし、まだまだ締め切りまで時間があります。その締め切りまでに審査が終わる他の賞に応募したり、読み返して文字数を増やしてみるなりして、頑張ってみようと思っております。
長くなってしまいましたが、最後にお礼を。
今作を最後まで読んでいただきありがとうございました。
ネット小説を投稿するのはとても久しぶりで、なんか言われたらどうしよう、なんて不安にもなっていましたが、毎日更新するたびに、「応援ボタン」?をつけてくださる方がいました。その通知を見るたびに、「よし、次の話も頑張って書こう」という気持ちになることができました。本当に、ありがとうございます。
また、今作に関わってくれた友人たちに、敬意と感謝を。いつもありがとう。また遊ぼうね。
ではでは。「10年後に教え子の子供が教え子になる話」あとがきでした。