早起きして、読売中高生新聞を買いにいった。
そこに載っているという、カクヨム甲子園の最終結果を見るために。
結果、落選だった。
そこには知っている名前もチラホラ見られた。
あとで、彼らにはメールが着ていたことを知ることになる。
だけど不思議と悪い気持ちはしなかった。
むしろ、朝焼けと共に心が晴れ渡るようだった。
私がこの夏得られたものはなんだろう。
きっとそれは、「繋がり」だと思う。
受賞者の中には、知り合いもいる。
受賞しなかった人たちにも、多くの知り合いがいる。
彼らと小説を通じて出会えたことが、最大の幸せなのではないだろうか。
なら、私は書き続けなければならない。
繋がり続けるためにも、この悔しさを晴らすためにも。
小説を書くきっかけは些細なことだった。
でもそれは雪玉のようにどんどん大きくなっていき、ずいぶんと遠くまで来ていたようだ。
なら、まだ見ぬ景色を、見に行こう。
雑魚な私の、行けるとこまで。
それでは、今年の夏を全過程を修了したことを、ここに宣言する。
2024年12月20日午前9時
冬野向日葵