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公園のベンチに座って休んでいると、彼らはバサバサッとやってくる。
何か食べ物はないか。人間が残した食べ物が落ちてないか。
土や草の上を必死についばみ、食べ物かどうか分からんものを警戒心ゼロで探している。そして、その様子をまたまた警戒心ゼロで眺めている私がいる。彼らにしてみれば、生きるために必要なことであり、生命を維持するためには当然の行いだと思う。
しかし、ベンチで一度パンを見せびらかせば、こちらの様子をさりげなく窺う仕草はなんとも物乞いのようで、どこか嫌悪感を抱いてしまうのだった。

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