• 異世界ファンタジー

歌仙兼定について

いつも『異世界一のヤンデレ』を読んでいただき、誠にありがとうございます。
一つ、お断りをさせていただきたいと思い、この場をお借りします。
それは、忠興の愛刀兼定の異名「歌仙」についてでございます。
広く知られている説では、忠興が隠居後に息子忠利の家臣36人を手討ちにしたことから三十六歌仙にちなみ「歌仙」と名付けたという話が有名ですが、この話自体は後の創作で事実無根の話です。
(そんな話がありえると思われる忠興も如何なものかと思いますが……)

忠興は苛烈で短気な性格ですが、そんな家臣を手討ちにした数を誇るような人物ではないと思います。
息子に試し切り用に罪人送ろうか? とかは言ってますけど……
「希首座」、「晴思剣」とか実際に手討ちにしたことから異名の付いた刀もありますけど……
(※この二つの異名はあくまで敵意ある者を斬った上でのことです)

あくまで細川忠興という人物は、息子の忠利が彼を評した「子供のように純粋な人」としてのスタンスを崩すことなく描いていきたいと思います。

その上で、彼の愛刀である「歌仙兼定」の由来については、京の都で無頼の徒を斬った数にちなみという解釈で進めたいと思いますので、どうぞご理解賜りますように、お願い申し上げます。

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