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『泣き虫で内気なデュオ』あとがき

もとは『Rising Dance ~スターダムを駆けあがれ!~』とは
別枠で公開予定だったんだけどね。

別枠にしたら、『Rising Dance』の読者さんには
存在さえ気付かれずに終わりそうだから、同時収録としました。

私、小説で『視点を変える』ってのは好きじゃないのよ。
今は誰のターンなの?ってなるし。
その間の主人公は何を思って、どう感じてんだーって、なるわけ。

だから大抵、ずっと主人公の視点でお話を書くの。

でも今回は奏ちゃんと伊緒ちゃん、
ふたりを主人公としました。
シーンごとに視点を変えた分、新鮮な作品に仕上がったかな?

もう少しボリュームがあってもよかったかも。
文字数では8万字を割ってるのよ、これ。

当初の予定では伊緒ちゃんもNOAHに参入……だったけど、
バレエの夢を諦めるのは違うんじゃない?ってことで、
この結末となりました。

NOAHの四番手として、
奏ちゃんは自然な流れで加入できたかと。

だけど、バレエ経験者のかたには
『何これ?』な作品になった気もする。

現代を舞台にすると、どうしても……ね。
私が勉強不足ってせいもあるけど。

でも「バレエものが書きたい!」って気持ちがあって、
今回の作品はそのスタートとなりました。
これがのちのバレエ大長編『ジゼルと紅い靴』へと続くわけです。
40万字だよー。

そうそう、マネージャーの女の子が
どうこうってのは、まったく別のお話になります。
女の子同士のお話じゃなくて。
イケメンアイドルに囲まれちゃう的な。
『こいつらアイドル幻想神話』もよろしくね。

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