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月に天王星が食われる瞬間

国立天文台のライブ配信を撮影したものです(笑)潜入の瞬間、吹き出物のように見える青白い天王星が10秒ほどで消えてしまいました。442年前は安土桃山時代、織田信長も安土城から皆既月食を観測していたのでしょうか……ってニュースで言ってました。次回は2344年7月26日の土星食だそうです。ドラえもんよりも未来の話ですけど、その頃、どんな世界になっているのでしょうかね。あとこういう天体ショーはまだ平和的ですけど、君の名は。みたいな隕石落下で遠くからはキレイな流れ星だけど落下点は悲惨な末路……みたいなことはこの宇宙にはたくさんありそう。例えば星の最期に迎える超新星(スーパーノヴァ)爆発なんかは遠く離れたここ地球から観測すると鮮やかな模様ですが、おそらく周辺の地球型惑星が存在するとしてそこにもし知的生命体がいたらその者たちにとっては恐竜絶滅クラスの大災害級の出来事かもしれません。例えば戦争で大空襲に見舞われた都市、疎開先で見える空が赤く染まっている光景は何も知らない子どもたちにとってはまるでオーロラのように見えたかもしれませんし、知らないことってある意味残酷ですが、誰かが楽しんでいる向こう側に誰かが苦しんでいるのもこの地球上ではたくさんありそう。チョコレートの原料のカカオ農家の子どもがチョコレートの味を知らないって話や結婚指輪のその宝石、誰がどういう労働環境で採掘されたか知ってる? って勝手に感傷に浸ってわざわざ結婚式のスピーチで話してドン引きされた人の話をふと思い出しました。

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