本編ネタバラシが少し含まれます。
『生まれ変わりのその先へ』無事完結いたしました!
読んでくださった方々、追ってくださっている方々、本当にありがとうございます。
時系列的にはエピローグにすることで、プロローグの少女誰やねん問題を解決した作者でございます。
さて、このノートのタイトルに一応と入れている理由なのですが、正直に言えば続けたい気持ちのほうが強いんです。
設定的に何となく勘付いた方もいるかもですが、プロット段階では真がラスボス、静希が鈴無の役割を担う予定でした。
だから、真は莉緒と真っ向から戦闘が可能なレベルで調整をしていたのですが、本気の殺し合いをさせるに当たり、理由付けが難しすぎたために雨切と鈴無という共通の敵を設定することになりました。
津羽音を救う過程で闘うキャラではないですし、かと言って、静希が露見したとして、真が静希を殺しにかかって莉緒がそれを阻止した時点で、真の覚悟はガンギマリでしょうから静希が死ぬか真が死ぬかじゃないと決着つかないなってなりまして……
以前ノートにも書いたのですが、この作品のテーマは『ありふれた日常と背中合わせにある異常性』となっています。
なので、命がけで津羽音を救った事件があろうと、白間という存在がいるとわかったとしても莉緒は今までと同じ日常に戻れてしまうというオチだけは崩したくありませんでした。
真か静希のいない世界は莉緒の元いた日常ではなくなってしまうので、真は今回あくまで暗躍者という位置に収まる運びとなってます。
そんなこともあり、今回は書けませんでしたが真と莉緒を闘わせたかったという後悔があるんです。
その他にも委員会の他の面々やそれこそ静希の話もやりたいなと。
それでも完結させたのはすごく簡単な理由でして、公募に出したいなって思っていたからです。
実はこの話は2022年の電撃大賞で四次選考まで残った作品を完全版として書き直したものとなります。
公募リベンジにあたって、ワードによる応募だと文字制限が厳しくてカクヨムに上げることで文字制限を緩和させようと思ったわけですね。
それでも応募してみたい公募の規約よりちょっとオーバーしてしまっているのが現状です……
カクヨム的な規約をもう少しちゃんと読み込んでからになりますが、公募用として文字数を直したものを同名タイトルで上げても良いならば、読み切りとしてそちらを公募用として置き続けて、完結した今回の作品はまた更新していきたいなって思ったりしてます。
長々となりましたが、『生まれ変わりのその先へ』についてはそんな感じです。
短編小説である『咲きかけた花は自ら手折りて』はこれからも不定期に更新しながら、休み明けのタイミングでまた中、長編の小説を投稿いたします。
今回が伏線伏線、また伏線という気軽に読むには向かないものとなってしまったので、次はもっとポップに読めるギャグ調ラブコメに挑戦してみます。
よろしかったらまたお付き合いいただけますと幸いです。