【完結しました!】
2022年8月18日から公開した「あほ令嬢は死んでも治らない。(https://kakuyomu.jp/works/16817139557038746367)」が完結しました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
連載期間は約三か月、文字数は約16万字。前作の10分の1の文字数で、短編として丁度いい感じに収まったかな、と思います。不定期更新のつもりでしたが、意外とささっと進んで、気づけば定期的に週2更新できていました。やればできるもんだ。
前作に引き続き、あとがきはこの近況ノートに書き連ねようと思います。
【「あほ令嬢」のあとがき】
前作よりも軽めで、さくっと読み終われる物語が読みたくて走り出した今作は、(人物紹介でも書きましたが)いわゆる「悪役令嬢もの」がベースになっています。ただまあ、これは私個人の好みの話なのですが、「秀才な美人で、周囲には慕ってくれる上に有能な味方もいる権威ある令嬢」を主役にしてもあまり上手に動かせなくて(まず本人の素養的にも周囲のバックアップ的にも貶められる要素が無いよなぁ、とか。恋に狂って横暴になった割にはさっぱり前の男の事は忘れちゃうのね、とかが気になってしまって。他者が書く作品なら楽しく読めるんですけど……)、それならいっそ、思いっきりお馬鹿な子に舵を切っちゃった方がいいかな、と思ったのが始まりでした。
当初の予定では、”The悪役令嬢そのものな女の子が特に反省も何もせず愚かなまま突っ走る”、物語でした。最初期の設定ではループも無く、悪魔との契約もなく……「自分より愛想のある女子をいじめて婚約破棄された令嬢が、牢の中から自分を支持する仲間にあれこれ指示をするが、そいつがまたアホでして……」というストーリーを予定していました。
しかしこれでは、主人公の視点パートでは常に変わり映えのしない牢獄の中になってしまって、せっかくの愚かな主人公が活躍できないな、と考え、ループものになりました。また妹のパルフェの性格がある程度決まって来た時点で、主人公ファニーシュの性格も予定よりかなり穏やかな部類に変更になりました。
奇病やら信仰治療やら供え花やら、作中何度も登場するこれらは、気が付いたら物語の中に……なんか……勝手に生えてまして……書きながら設定を考えたので、物語の前半と後半で設定に矛盾が生まれているかもしれません。気づき次第修正しておきます。すみません。
なんだかんだ最後まで読んでいただけているようで、ありがたいです。登場悪魔紹介にも少し書きましたが、以降私の作品で「召喚された悪魔」が登場した場合はこの作品の”闇の世界”出身者です。フルゥや名も無き小さな悪魔も、直接は出られなくてもちょこっとだけ間接的に匂わせとかできたらなぁと思います。
【新作について!】
連載を一旦止めていた作品を再開……したいのですが、なーんとも、筆が完全に止まってしまったので、これは一旦寝かせておくことにしました。
ということで、またちょっと短いお話(予定)でも書いてみようかな、と思います。次は男性主人公で、追放ものとかやってみたいですね。
それでは、よろしくお願いします。