大柳未来

最初のゲームを切り抜けた参加者たちに、報酬として命令できる権利が与えられた。 ただし、その命令は一度しか下せず制約もあった。 参加者たちは話し合い、貴重な命令権を何に使うか話し合…

「俺」はイカロスの話をヒントに飛ぼうとするが飛べない。 どうにかして飛ぼうとする俺に、村長はヒント与え続けるがついに業を煮やし……。

種の保存をしている宇宙ステーションの管理AI「ノア」は薔薇の色が気になってしまう。 データベースに薔薇のデータがなかったため、ステーションに常駐しているアンドロイド「ピース」に薔…

要人の持つデータにアクセスするため侵入したエージェント。 だがそこは猫しか歩けない意味不明のセキュリティで守られていた。

泣くでもなく、取り乱してもないならなおさら注意すべし。 自殺志願者か、人ではない者か、そのどちらかだからだ。 その警句に照らすなら、僕の目の前の彼女はただの人ではないということだ…

社長の運転手として同行した先は病院。そのまま社長は分娩室に入っていってしまった。社長って独身だったはずだけどなぁ……？

思考実験同好会に所属の「俺」と「親友」は、いつも通りくだらない思考実験で暇を潰していた。 ところが「親友」はある日不慮の事故で急死してしまう。手元に残された遺品はある日の思考実験…

オレとショーヤは中学の思い出を残すため、秘密封じのおまじないを実践した。だがこのおまじないは片方が死ぬともう片方があの世に連れていかれるという呪いの作用があったのだった。

自動化ツールを使いこなし、サボることを至上命題とする「オレ」は大規模言語モデルを搭載したAIに衝撃を受ける。そこでAIを使いこなし、さらなるサボりライフを謳歌しようとするが……。

俺と友人は異なるな人生を歩んでいた。俺はサラリーマン、友人はフリーターしながらカードゲームを遊んでいた。たまに友人はカードゲーム復帰を俺に勧めてくるが正直うっとうしく感じていた。…

学校のヒエラルキーで底辺だったケントは、女神の手により転生される。そこは筋肉病により異常発達した男たちが街を侵略してくる中世ヨーロッパの世界だった。ケントは封印されし魔剣筋肉殺し…

深夜の散歩中、突然話しかけてきたのはもう一人の俺だった。もう一人の俺は俺の心を読めるくせに声は聞こえない良く分からない不思議な奴。そんなもう一人の俺がある提案をしてくる……。

水泳部の夏樹(なつき)は放課後に幼馴染の祐(たすく)に起こされる。起きると寝ぐせで髪がぐちゃぐちゃになり、すぐにはほどけない程絡まってしまっていた。切ろうとする夏樹を祐は止め、絡…

くまのぬいぐるみの『ぴーちゃん』の声が聞こえなくて寂しい『ウチ』。 ある日、ウチはぴーちゃんの中に隠された手紙を発見。その内容は声が聞こえなくなったらぬいぐるみを連れてくるように…

古本屋へと立ち寄った「私」。その本屋は望んだ本が必ず手に入る、普通じゃない本屋だった。お代すら要らないという店主が伝えてきたのはたった一つのルールだけ……。

ケント、タンジ、タイシの仲良し3人組で遊んでいるとタンジが木から落ちてしまった！ タンジのお見舞いに急ぐケントはイラズのツカと呼ばれる森の中でタイシと再会するのだが……