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葉桜真琴

  • @haza_9ra
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  • 2018年4月7日

    フレイオルタ正典のキャラ紹介

    FGOの新ストーリーが来たのと、ニコ動でDARKER THAN BLACKの無料配信があるのとでちょっと書くのが滞っております、葉桜です。 今回はフレイオルタ正典のキャラクターについてご紹介させてもらおうかと。 この作品のキャラクターは先のことを考えつつも、かなり行き当たりばったりに作っている感じがあって、そんなキャラが当初の私の想像を超えて動いていく様はとても書いていて楽しいです。 陸・海・空の最初の三柱は人間らしさと人でなしの成分を1:9くらいで混ぜ込んだのに対し、天使たちは7:3くらいで、どうしようもなく人間らしいがどうあっても人間と分かり合えない、そんな感じをイメージしてます。 〇セラ・フレイオルタ 神の計略によってフレイオルタ王国の妃、クシュの胎から産み落とされた、堕天使の都を滅ぼす宿命を負った少女。 星を塗り潰し、全てを焼き払う光を放つ、「矢のない黄金の弓」をを太陽から与えられた。 一つのことに熱中すると天使の気配にすら気づかないほど。 母・クシュから受けた愛が無性に恋しく、自分より幼い者を見るとかつて受けた愛を授けたがる。 料理が絶望的に下手。 〇山の賢人 フレイオルタの辺境にある山に潜んでいた、悠久の時を生きる賢人。 病と薬の扱いに長けているばかりでなく、堕天使ならびに都の事情に通じている。 また、格闘術・魔術にも長けており、病を与える能力と相まって戦闘力は高い。セラの師でもある。 かなりの酒飲みであり、耐性も強いのだがそれゆえに飲み過ぎて気絶する。 〇トールディン ハルミラの区画にほど近い、「倒れた塔の民」の元・頭領。 天使・カリギリの血を引いており、「あらゆる武器を適切に使う能力」を持つ。 天使の血を引くがゆえに一族は差別と偏見を向けられ、高い戦闘力ゆえに傭兵として使われてきた。 戦士だった父は味方に背を刺され、病気の母には薬を売ってもらえず、弟はトールディンのいない隙に盗賊に捕まり、憂さ晴らしに殺された。 自分に危害を加えた人間とそうでない者は明確に切り分けており、ゆえに倒れた塔の民を率いてきた。 夢は自分の体に流れる血のオリジナル、カリギリと戦うこと。 セラ達がやってきたことで民の戦力が上がり、トールディンはセラと同行することになった。 女性がもの凄く苦手。 〇ハルミラ 1500年前に空から落ちた、始まりの七天使の一人。 享楽を司り、人と共に笑いあうことを目的に空から落ちた。 しかし、最初の百年で犯したとあるミスにより、その後1400年間に渡って心から笑うことから無くなった。 竪琴の放つ、斬撃を伴う音波、舞いを絡めた格闘術と、享楽の施しによる敵の無力化を持つ点でかなりの戦闘力を持っていた。 持っていたのだが、すでに都の区画管理の役目をほぼ放棄しており、半ば自殺のように山の賢人の手にかかった。 本気を出していればセラ、山の賢人、トールディンの三人がかりで勝てたかどうか、というレベル。 〇マイア 1500年前に空から落ちた、始まりの七天使の一人。 自らの持つ、地上の生き物に病をもたらす星の巡りを呪い、癒すために堕天使となった。 500年前の怪物達との戦いで、アルゼラが同胞を犠牲にする戦い方を選んだことをきっかけに都から離反。 〇シトーリュカ 漆黒の翼を持つ、夢を司る天使。 人間の国を滅ぼし、配下とするために動く将軍としての役目を持つ。 セラの故郷、フレイオルタ王国を滅ぼした張本人。 かつてマイアが管理していた区画を引き継いでいるが、その当時の面影は欠片もなく、各地から捕らえた歩く屍が闊歩する夢と狂気の世界を作り上げた。
  • 2018年3月17日

    フレイオルタ正典について

     読んでくださっている方は結構気がついているかと思いますが、「フレイオルタ正典」という神話物語はかなり聖書やその他の神話(特にギリシャ神話)にインスパイアされております。  一説によれば、聖書の創世記の四日目には星が生まれたとありますが、同時に天使が生まれたのだとか。フレイオルタ正典の天使たちもそのように作られました。とはいえ、空の女神エルシエルは責任感もなければ飽きっぽいので管理が長続きしませんでしたが……。  この他にも、天使が堕天して地上界がめちゃくちゃ、というのはまんま偽典エノク書の世界です。さらにこの偽典エノク書の世界をもとに、天使を捕縛して神の真意を遂行する、というストーリーラインを与えたのが、「そんな装備で大丈夫か?」で知られるゲーム、『エルシャダイ』です。  初めのストーリーラインはかなりエルシャダイを意識して作った感があり、お気づきの方もいたのではないでしょうか。また、向こうで堕天した天使は合計七人、フレイオルタ正典も最初に堕天使となったのが七人という一致もあります。  とはいえこれはかなり偶然で、とりあえずリーダーいるよね、新天地なら娯楽いるよね、老いや病を克服したいよね、人が増えたから収容できる建物と土地が欲しいよね、土地が欲しいなら戦わなきゃね、戦い続けるには意志の力が必要だよね、得た土地を管理しなきゃならないよね……とやっていったら七人になりました。マジで。  堕天使が都を発展させていく過程の話は自分の中では結構お気に入りです。特に意志の天使・フリエステが出てくるあたりは色々とやらしいニュアンスを込めたつもりだったりで、読んだ人にはニヤニヤしてほしかったりします。  あと、この神話物語がエルシャダイに影響されているって話だと、星伐記:第六節に登場した「矢のない弓」の外見は、エルシャダイに出てくる「アーチ」に近いものを想定していたりします。 8~10話めにしてようやく主人公に光が当たるようになったので、これからはもっと、セラの旅路に注目していただけたらと思います。それではまた、次のノートでお会いしましょう。