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第八話-石墨について

内容は2023年3月27日現在構想しているものです。

●物語について
空木の初登場回。名字の「延坂」は水晶の採れる愛知県北設楽郡の地名から。
空木や音羽家の過去については、またいずれ。

珍しく花梨が出てきません。帰省中です。
花梨の故郷はざっくり長野県と考えています。郊外にある瀟洒な一軒家のイメージ。
ちなみに茴香は宮城県。こちらは田舎にあるどっしりとした平屋の古民家のイメージ。

石たちの感覚について作中にも少し書きましたが、基本的に感情はあるものの、五感に関しては、実のところ人のそれとは少し違っています。食べたり飲んだりはできません。活動していない間は眠っているような状態ですが、むしろそれが彼らの常態でもあります。人の持つ、いわゆる三大欲求は持っていません。

なお、今回はともかく、槐はわりと気楽に石を貸していますが、当然返しに来なかった人もいます。その場合はわざわざ探して取り戻しています。

●石墨について
石墨のイメージは書道家。文字に関する呪いに強く、それを返したり、自身も簡単な呪符を作れます。
たとえどんな字であれ、字は自分の手で書くべき、という信条のもと代筆という行為を若干嫌っています。とはいえ、自身が達筆のため、桜や槐にたまに頼まれて、その都度くどくど言いつつも書いてくれます。

以上、思いつくままに書かせていただきました。
少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。

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