内容は2023年2月20日現在構想しているものです。
●物語について
作中の季節はゴールデンウィーク明けくらいです。
花梨の名字「鷹山」は、黒曜石の加工が行われていたという長野県鷹山遺跡郡からとっています。
「音羽」の方はそういう由来はないのですが、一応意味があって選んでいます。
後半の黒曜石が人の姿を現す場面には、明確に着想を得たものがあります。
福島県安達ケ原の黒塚にまつわる伝承で、祐慶という僧が鬼婆から逃げる際に持っていた仏像に祈ったところ、その像が鬼婆を射殺した、というくだりです。
なお、着想を得ただけで、この伝承と物語に関連はありません。
●黒曜石について
今回のメイン石。というか、主要登場人物です。キャッチコピーに鉱物とあるのに、第一話から岩石(準鉱物)なのは自分でもどうかと思います。
石のキャラクターを決めるにあたっては、それぞれ役割のイメージを決めているのですが、黒曜石の場合は前述のように弓のイメージがまずあって、自然と鏃になりました。
遠距離単体攻撃としては最強ですが、それ以外の状況は不得手です。
以上、思いつくままに書かせていただきました。
少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。