大宮 葉月

大宮 葉月さん

もう限界ですぅー⋯⋯って女神様から退職代行の依頼がきたんだが？

中間突破されてましたね。
おめでとうございます！

ともはっとさん

お陰様で2年連続で中間選考突破出来て嬉しいです〜！！

ともはっとさんも、中間選考突破おめでとうございます！！㊗️

三谷朱花様

お返事遅くなり申し訳ございません。エッセイにご協力というお話ですが、私自身何故今回、受賞出来たのか分析仕切れておりませんので、返答を迷っておりました。

今すぐということは無理そうですが、作品がコミカライズとして世に出た後であればお答え出来ることもあるかと思いますので、それまでお待ちいただいてもよろしいでしょうか。

三谷様

お返事大変遅くなってしまい、申し訳ございません。
今回短編賞を受賞したことについて、あれから私なりに分析してみました。

まず、中間は通っても受賞することは無いかなーというのが読者選考期間が終わった時点での率直な予想でした。理由は星の評価も40を超えたくらいでそれ以上伸びもせず、上位で星を大量に獲得している作品群とはとても張り合うことは難しいだろう……と諦めてました。

加えて私が今回応募した短編のテーマは「アンチ異世界転生」です。WEB小説に置いては既に不動の地位を確立している一大ジャンルをある意味真っ向から否定し、それを現実の世知辛さと上手く絡めて風刺する内容です。

異世界転生作品を好んで書いてらっしゃる作者の皆様、好きな読者様からしてみれば夢から現実に引き戻すような内容なので、否定的な感想が来るのは正直覚悟してました。

有り難いことに好評いただき、多くの方からレビューを賜りました。昨今のWEB小説のトレンドについて少なからず、私と同じような思いを抱いている方は、やはりいらっしゃるのだなと知り胸がすっと軽くなったことを覚えております。

前置きが長くなりましたが、今回短編賞を受賞したのも作品全体に込められたテーマを、審査員の方々に共感と共に理解していただけたのが一番の要因だったのではないかと思っております。

世に生まれ出る物語はそれこそ星の数程あります。が、多くの物語はWEB小説に限らず書籍化を果たした作品であっても日の目が当たらず忘れ去られる作品が殆どです。

そんな玉石混交の中で重版、コミカライズ、アニメ化、映画化とスターダムにのし上がっていく作品とは、やはり同じ時代を生きる読者の方々から共感を沢山勝ち得たからだと思います。

いわゆる｜時代性《読者が求めるもの》とマッチした作品を、生み出せるかどうかが勝負の分かれ目だったのではないかと。

今回の私の作品に関していえば、退職代行という本来なら必要ないサービスが何故必要とされる社会になってしまったのか？　という問いかけを裏テーマとして組み込んでおります。

コロナ禍の現在、私達の生活は大きく様変わりしました。それと同時に、このような社会、世界になったからこそ明るみになってきた問題も沢山あります。

本作は社会の闇にスポットを当てると同時に、フィクションという嘘での救済も描きました。

結果的に闇鍋のような題材が奇跡的に美味しいお鍋に化けた……な、というのが本作の作者である私の正直な感想です。

長くなりましたが、以上が今回短編賞を受賞出来た要因を、客観的に分析し纏めたものになります。

三谷様、そしてエッセイをお読みの皆様に少しでも参考になれば幸いです。