• ミステリー
  • 恋愛

これまで書いた作品について

探偵とヒーロー
 
 記念すべき処女作、と言いたいところですが本当はこの作品の前に色々と書いていました。でも、人様にお見せする内容には到底達していないものばかり書いていました。
 この作品は初めて人に読んでもらうことを意識して書いたものです。できるだけ自分の中の暗い部分を出さないように、爽やかで読み心地よくなるようにと思って書きました。
 作品にどんな思いを込めたのかは、今ではもうはっきりしませんが、当時自殺願望を克服したばかりの時期だったので、そういうものが影響していると思います。
 幸福にはなれないと思っている主人公が、幸福の欠片を見つける話とでも申しましょうか……。ミステリーのはずがそれとは遠く及ばないものになったお話です。

マリーゴールドをあなたに
 
 探偵とヒーローを書いた後に、ミステリーに再挑戦した作品です。アイデアのきっかけになったのは、金田一一やコナンがネットで死神と呼ばれていることを知ったことです。
 周りで人が死ぬことに苦悩を抱く主人公が、生きていこうと決意するまでの話です。
 本格ミステリーを目指したが故に、こてこての展開が続きます。私の引き出しの少なさが露呈し、風呂敷を広げるだけ広げて放置して終わった作品ともいえます。
 トリックはかなりひどいですね。でもまあ、キャラクターは結構気に入っています。特に先生は今でも気に入っていて、台詞回しはその後の作品にもかなり影響を与えています。
 これもおそらくは、自殺願望克服が影響していて、その辺がテーマになっていると思います。正直書いているときにその場のノリで展開を広げているので、確かなことは分かりません。
 ちなみに初めて女性を語り部にした作品で、最初は不安でしたが、男よりも書きやすかったです。男だとなぜか女々しくなり、女性だとなぜかきっぱりとした台詞をかけます。なぜでしょう…?

グラデーションクエスチョン

 日頃からラブコメを書きたいと思っていまして、そんな感じを目指して書き始めた作品。
 初めて一人称が俺の語り部が登場し、違和感が半端なかったの覚えています。
 結果はラブコメとは程遠く、ラブもコメも存在しない作品になりました。
 そしてこの作品にも自殺願望ありのキャラが登場します。
 なんかの呪いなのかと最近悩んでいます。そろそろ明るく快活な話が書きたい。
 ただタイトルはかなり気に入っていて、最初から最後までタイトルのテーマは貫けたと思っています。
 マリーゴールドをあなたに、は二回ほどタイトルを変更しているので、連載開始から終了後も変更する気にならなかったのは成長の証かと思います。
 内容は今までに比べたら明るい方。しかし、今思うともう少し明るくできたような気もします。
 テーマはこれまた判然としませんが、答えが全てじゃないという感じでしょうか。
 全てにおいて曖昧でも、幸せになれることを書きたかったんだと思います。

 長文失礼しました。読んでくださったなら、それ以上の幸福はありません。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する