• エッセイ・ノンフィクション

○界の終わり

 酔っぱらうたび、近しい人にお願いしてきた。
 私の葬儀には、世にも美しいあの曲をループしてくれと。
 それで、私はゴキゲンに旅立っていくからと。
 説教も弁明も冗長もない。
 過不足なき、曲と歌詞。
 私の青春であり、いまだ、心の中心を流れる。
 ご冥福をお祈りします。

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