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今のこそこそ、昔の鬱屈


ところで、近況ノートってなに書けばいいんだ?

って思って触れてこなかったけど、ふふ。実は14年前からとある場所でエッセイを書いている俺に隙はない。くだらないことを書けばいいのだ。くだらないことをね。そして俺は、くだらないことを書くのが得意だ。



最近こそこそと、過去作を載せたり、過去作の抜粋を載せたりしていた。

でも、消した。

こそこそ、ゆえに。

それだけ。終わり。……嘘。

ところで、ちょっと話を変える。

実は去年の秋頃に、鬱屈とした思いを吐き出した近況ノートを公開していた。グッドボタンがそれなりに押されていて、たぶん読んだ人もそこそこいる。

「公募からWebに移った理由」という表題。

もちろん消した。消したのは半年くらい前だったような気がする。うん。実を言うとWebに来てからも、気持ちは何度も揺れていたのだ。「Webで戦えるのか?」「公募の方が性に合っているんじゃないのか?」「いままで公募で積み上げた実績を無駄にしてしまうんじゃないのか?」と、臆病な自問自答が酷かった。

その臆病の波に呑まれて、鬱屈とした自分の近況ノートが気に障り、消した。


で、話を戻す。


こそこそ公開して、こそこそ消した、そんな過去作は、すべて公募用の小説である。

鬱屈としていた、公募時代の小説なのだ!

いま読み返してみて、未熟な部分が多く、変に迷走しているなと感じることも多い。とにかく自分を見てほしいという欲求が強く、文章に個性を出し過ぎていて、世界観や展開も、読者を置き去りにして振り切っている。たとえるなら、目立つことを第一として、無理して奇抜なファッションに身を包んでいるような感じだろうか?

でも、なんだろう。

やっぱりひとり孤独に、誰にも見せることなく書いていた文章だから、なんかこう、昏い熱みたいなものが迸っていて、文章フェチの自分には、すごく刺さるのだ。ふふ。自分の文章が自分に刺さるっていうのは、変態チックかもしれないけど、エコでもある。

で。

たぶん今後もこそこそ、過去作を載せてみたり、過去作の抜粋をしてみたり、そして消したりを、私は何度でも繰り返す(断言)。でも、ぜひ、気にしないでください!(最初から気にしてないだろうけど)


といった、近況ノートらしい(?)近況ノート。


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