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『遼州戦記 司法局実働部隊の戦い 別名『特殊な部隊』と悪魔の研究』更新しました!

最新話『第23話 腐敗の匂い、煙草の煙』更新しました!
検問所の本部施設に入るの待っていたのは自棄に愛想の良い将校だった。
誠はこれで相手が自分達を相手にする気が無いことを理解した。
司法局と同盟軍事機構の関係は決していいものではなかった。
多くの場合仕事の押し付け合いか、こうして相手を追い出しにかかるのがその関係のすべてだった。
出てきた広報担当の士官は責任者との面会を求めるランの要求を拒絶した。
そんな将校を見てかなめは笑って近くにあった端末を勝手に機動させった。
その行動を見て驚く将校を横にかなめは先ほど手に入れた臓器売買と人身売買のサイトへアクセスする。
一瞬驚く将校だが、すぐにその表情は平常のものに戻った。
そこで誠はこのデータの存在は既にこの将校の知っていることでこれを賄賂を貰って見逃しているという事実を知った。
出鱈目だと主張する将校に見せつけるようにかなめはその端末の置かれた机を破壊した。
そしてデータチップを刺したままランと気を会わせるようにして本部の建物を出た。
外ではかなめとランがおかしな行動をしたら内部の兵士と挟撃するべくフル武装の兵士が待機していた
かなめは悠然と笑顔でその間を抜けて車に向った。
恐らくそのチップの出どころを探るためにあの将校たちは関係各所に連絡を入れる。
その糸を手繰っていけばその一本があの違法研究のアジトに繋がっている。
かなめの言うわらしべ長者の物語りが始まった。

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